スピルバーグ新作を執筆「作ってみたいすごく怖い話」、夜間限定公開のホラーシリーズ

Chris Pizzello/Invision/AP/Shutterstock

スティーヴン・スピルバーグが、執筆しているという『Spielberg’s After Dark(原題)』は、夜間のみ視聴できるという短編のホラー・シリーズだという。本作は、新しい携帯用動画プラットフォームQuibiにて配信予定だ。

スティーヴン・スピルバーグは、今後公開される予定の短編のホラーシリーズ『Spielberg’s After Dark(原題)』でストリーミング分野に参入。この作品は新しい携帯用動画配信プラットフォームで夜間のみ視聴可能となる。ヴァラエティ誌によると、本番組は、ディズニーでかつて重役を務めたジェフリー・カッツェンバーグとHPの元CEOメグ・ホイットマンが設立したQuibi(「Quick Bites(手軽に食べられる食事)」の略)限定で10話から12話を配信する予定だ。

スピルバーグはすでに5、6話分の脚本を執筆したと、カッツェンバーグは日曜日にカナダで開かれたBanff World Media Festivalで発表した。「スティーヴン・スピルバーグが僕の前にやって来て、『作ってみたいすごく怖い話がある』と言ったんだ」と付け加えた。「脚本は本人が書いている。しばらくの間そんなことがなかったから、彼に脚本を書いてもらえるなんて夢のようなことだよ」

スピルバーグは、この番組が夜遅い時間だけに視聴できるように要望を出し、Quibiのエンジニアに独自の配信システムを考案させた。そのシステムとは、各サービス加入者の携帯電話の内蔵時計を活用し、日没から日の出までの間だけ番組にアクセスができるものだ。

報道によると、Quibiは投資家から10億ドルをすでに資金調達し、さらに資金を集めながら、2020年4月のサービス開始に向けてプロジェクトを進めている。『Spielberg’s After Dark』は最初のラインナップで予定されている番組の中の1つ。そのラインナップには“スーパー・プレミアム”作品の8本と、“ライトハウス”と呼ばれる映画並みの長尺の大作26番組が含まれる。Quibiは一週間あたり合計で125本のコンテンツを提供する予定だ。


 

Translated by Koichi Kawano

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