エルトン・ジョン、ベスト・カントリー・ソング10選

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2.「故郷は心の慰め」(1971年)

ジョン・アンダーソンからジュース・ニュートンまで様々なカントリー・アーティストにカヴァーされたジョンとトーピンの作品の中の宝であるこの曲は、典型的なアメリカーナ・アルバム『エルトン・ジョン3』の中心的な曲であり、南部地域が産業化、都市化される前のシンプルな生活を称えている。この曲は友人であるロッド・スチュワートがジョンより先に音源化しており、ジョンも2001年のアール・スクラッグスのアルバム『アール・スクラッグス・アンド・フレンズ』でそのブルーグラスのレジェンドのバンジョーをバックにセルフ・カヴァーしている。

3.「スレイヴ」(1972年)

近代的な宇宙探索を描いた「ロケット・マン」が収録されたアルバム『ホンキー・シャトー』で、ジョンは南北戦争前のアフリカ系アメリカ人奴隷の立場で、彼自身や家族、仲間たちの抑圧の足鎖からの解放を願いながら、地球に落下した。最愛の人の涙を悲しく響かせるスチール・ギターと心を打つ彼の裏声のコーラスによって「スレイヴ」は勇気と決断が感じられる優しいカントリー・バラードとなっている。

4.「テキサスのラヴ・ソング」(1972年)

保守的なテキサス州をやりすぎなぐらいにネタにしたこのコミカルなカントリーは、今であれば不適切とみなされたかも知れないが約50年前はそんなことはなかった。しかし、70年代のニクソン嫌いの長い髪を洗わないヒッピーや、共産主義者、同性愛者、そして海外のポップ・スターが穢れのないアメリカの土地に入ってきたことを嘆いていたのはアーチー・バンカー(保守的で有名なキャラクター)だけではなかった。早口に、汚い言葉で罵り、殺してやると脅す。ジョンが鼻にかけた声で歌うそんな曲は今でも非常におもしろい曲ではあるがライブの定番曲ではない。しかし、『ピアニストを撃つな!』に収録されているこの曲を、彼は1998年に一度ライブで演奏している。しかもテキサス州オースティンで。

Translated by Takayuki Matsumoto

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