フォトギャラリー:キース・リチャーズの音楽人生を振り返る写真展


1966年、自宅でのキース・リチャーズ
「1966年夏、レッドランズ(ウェストサセックス、ウェストウィッタリング)の自宅でのキース。麗しいベントレーは、偉大なるレナ・ホーンにちなんで『ブルー・レナ』と呼ばれていた。自慢のナイフコレクション1本を抱え、いわゆるアットホームな雰囲気にちょっとばかりエッジを加えている」
―ゲレッド・マンコヴィッツ
(Photo by Gered Mankowitz/Morrison Hotel Gallery)


1975年6月、テキサス州サンアントニオにて、ロン・ウッド、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ
「あのコンサートは忘れられないわ。オースティン中の人々が、サンアントニオに行ってローリング・ストーンズを観るんだと大騒ぎだった。私はその年の3月に音楽フォトグラファーになったばかりで、あれが私が最初に撮影したコンサートだったの。プレスパスは持ってなかったんだけどね。私の席はいい席だったけど、105mmのレンズが活躍するほど近くはなかった。ステージは星の形をしていて、飛び出た角の間にカメラマンたちが陣取っているのが見えたから、私も降りて行った。アドレナリン炸裂、だってバンドとも観客とも目と鼻の先なんだもの。夢のようなコンサートだったわ、最高にいい写真も撮れたしね!」
―シャーリン・ズロトニク
(Photo by Charlyn Zlotnik/Morrison Hotel Gallery)


1972年全米ツアーにて、キース・リチャーズ
1972年、ストーンズのSTPツアーでのひとこま
(Photo by Ethan Russell/Morrison Hotel Gallery)


1979年、アメリカ中西部の空港で
「ニュー・バーバリアンズはロン・ウッドのソロアルバムのために結成されたバンドで、1979年に全米ツアーを行った。いわばローリング・ストーンズのサイドプロジェクトで、キース・リチャーズの他にボビー・キーズ、イアン・マクレガン、スタンリー・クラーク、ジギー・モデリストが参加していた。あの年の夏、彼らはジャンボ機に乗って、全米中を巡業した。俺はバンドとコロンビアレコーズの専属フォトグアファーとして同行した。どの街でも、俺たちが到着するとリムジンの群れが機体を取り囲んだものだ。バンドメンバーが一人ずつ滑走路に降りていくと、そのまま1人1台リムジンに乗せられて、ホテルか会場に直行する。この写真は機体から降りたばかりのキース・リチャーズが自分のリムジンを探しているところだ。手にはジャック・ダニエルズのボトルとブームボックス。セントルイスを除いて、どこに行くにもこの2つは肌身離さず持っていたと思うよ」
―ヘンリー・ディルツ
(Photo by Michael Joseph/Morrison Hotel Gallery)

Translated by Akiko Kato

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