不機嫌フェイスで人気の「グランピー・キャット」死す、飼い主が声明

グランピー・キャット、7歳で死す(Photo by Richard Vogel/AP/REX/Shutterstock)

アメリカ時間17日、SNSを通じて世界中で人気を集めた「グランピー・キャット」がこの世を去った。飼い主のタバサ・ブンデセン氏がInstagramの公式アカウントに投稿。尿路感染症をこじらせ、7歳で他界したという。

「想像を絶するほど悲痛な思いで、私たちのグランピー・キャットの死をここにお伝えいたします」。最期は腕の中で息を引き取ったそう。「最高の専門医家族の献身的なケアにも関わらず、グランピーは最近患った尿路感染症から合併症を引き起こし、残念ながら回復することはできませんでした」

ブンデセン氏はさらにこう続けた。「私たちのかわいいベイビーであり、大事な家族の一員であっただけでなく、グランピー・キャットは世界中の何百万人の人々を笑顔にしてけいました――たとえどんなにつらい時でも」

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グランピー・キャットが最初に世に出たのは2012年。ブンデセン氏がRedditに投稿した猫(当時の名前はTardar Sauceだった)の写真(トレードマークのしかめっ面は、生まれつき小柄で受け口であることから生まれた)が瞬く間に拡散し、「グランピー・キャット(不機嫌そうな猫)」が誕生した。

グランピー・キャットはやがて時代の人気者となり、関連グッズも飛ぶように売れた。その顔はスニーカーからキャットフード、はたまた啓発本やシリアルにも使われた。グランピー・キャットの公式WEBショップには、マグからTシャツ、スマホケースなど900点以上の商品が掲載されている。

2013年、グランピー・キャットは優れたインターネット・コンテンツに与えられるウェビー賞で「最優秀年間ミーム賞」を受賞。翌年には、TV局Lifetime製作のクリスマス映画『グランピー・キャットの最低で最高のクリスマス』に主演。女優のオードリー・プラザが声を担当した。ここ数年グランピー・キャットの冒険物語はInstagramに投稿され、240万人のフォロワーを抱えていた。



Translated by Akiko Kato

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