ブライアン・アダムスが語るエド・シーランやテイラーとの邂逅、武道館にまつわる思い出

ブライアン・アダムス(Courtesy of ユニバーサルミュージック)



ーこの2019年にデビュー40周年を迎えます。オリジナルのスタジオ・アルバムは今作『シャイン・ア・ライト』で14作目。長い音楽活動のなかで「得たもの」「失ったもの」「変わらないもの」を、それぞれ教えてください。

セットリストは、40年前より今のほうがずっと好きじゃないかな。間違いないよ。「得たもの」は、今では僕にはより豊富な知識があり、僕たちの住むこの自然界を守らなくてはいけないと知っている。その手助けを自分の声を使ってできること。「失ったもの」は、これまでの長い道のりには紆余曲折があり、その途中でドラッグやアルコールで大勢の才能ある友人を失ってしまったこと。あと「変わらないもの」は、美味しい紅茶が好きってことかな。

ー日本武道館での公演は前回で24回目、海外アーティストとしてはエリック・クラプトンに次ぐ歴代2位の公演数です。2020年の東京オリンピックのため今年9月に大規模な改修工事に入りますが、武道館にまつわる想い出は何かありますか?

24回と言えば、人生のうちの1カ月にも相当する時間だよね。東京でのライブにはいろんな想い出があるよ。僕にとって最高だったのは、武道館でライブDVDの収録をしたこと。あのコンサートには、これまで体験した最も忘れがたい瞬間もあったんだ。「アイ・ドント・ウォナ・リヴ・フォーエヴァー」を歌ったときだった。バンド編成はスリーピースで、キース・スコットがギター、ミッキー・カリーがドラム、僕がベース。音源が手に入るならぜひ聴いてほしいな。僕たちのバンドにとって最高の出来なんだ。



ーロックの存在感がヒット・チャートで希薄になり、もはや若者はロックに熱狂したり刺激を受けないかのようにも見受けます。ブライアンはこの現状をどんなふうに見ていますか?

そういう見方もできるかもしれないけれど、結局のところ音楽はYouTubeのような場所でロックは残っていくだろうし、将来的には若い人たちがちゃんといい曲を書くようになると思うな。大切なのは、ロックかポップスかっていう「ジャンル」ではないよ。トゥエンティ・ワン・パイロッツのようにギターを弾くバンドもいるわけだし、あちこちで流れているのは、彼らの曲が優れている証拠だと思うんだ。

ー2人の娘さん(6歳と8歳)をもつパパとなったことで、ミュージシャンとして何か変化はありましたか?

間違いなく変化したよ。娘たちがいるおかげで世界を新たな視点で認識するようになった。彼女たちには余計なフィルターがないんだ。何かを好きになったり、もしくは好きにならなかったりすると、それを率直に教えてくれる。娘たちに歌ってあげるときは 笑わせたいから、しょっちゅう歌詞をおもしろくして替え歌にしてるんだ。

ー最後にジャパン・ツアーを待ち望む日本のファンにメッセージをお願いします。

いつも温かくて、こんなに長く支えてくれている日本のファンは、大切な存在だよ。早くみんなに会いたいな。

質問作成:安川達也、村上ひさし




ブライアン・アダムス
『シャイン・ア・ライト』
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日本盤ボーナス・トラック1曲収録
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