2017年に児童ポルノ容疑で逮捕された人気YouTuber、懲役10年の刑に

オースティン・ジョーンズ被告(from Austin Jones/YouTube)

アメリカ時間3日、かつて人気YouTuberで歌手としても活躍していたオースティン・ジョーンズ被告に、懲役10年の刑が言い渡された。同被告は2月に児童ポルノの罪で有罪を認めていた。

ジョーンズ被告が逮捕されたのは2017年6月。2人の未成年の少女が、当時23歳のジョーンズ被告から「自分の熱烈なファンであることを証明するために」性的な動画を送るよう強制されたとして訴えたため。

少女のうちの1人は、本人いわく「オーディション」と称する15本の動画をジョーンズ被告のために撮影したと認めた。もう1人は25本の動画をジョーンズ被告に送信したが、そのうち8本は性的な意味のある内容だったと語った。いずれの場合も、ジョーンズ被告は動画を通して少女たちの年齢を把握していた。

刑事告訴状によると、ジョーンズ被告は2015年にも、若い少女らにトゥワークダンスの動画を送るよう要求し、批判の的となっていた。少女のうち1人にメッセージを送り、送信する動画にこのような指示を出した。「冒頭でカメラに近づいて、こう言うんだ。『ハーイ、オースティン。(名前)よ。このお尻は(年齢)歳よ。じゃあ30秒間ペンペンするわね。いい?』」

当初ジョーンズ被告は2件の児童ポルノ製造罪で起訴され、懲役15年が求刑されていたが、さらに4人の未成年少女が同様の訴えを起こし、被告本人も合計30人の少女にコンタクトしていたことを認めた。

逮捕当時、ジョーンズ被告はYouTubeで50万人のフォロワーを抱えていた。彼のチャンネルは2月の有罪答弁の後閉鎖された。ジョーンズ被告の弁護団は懲役5年を希望したが、連邦検事は11年を求刑したとAP通信が報じている。

CNNによると「児童ポルノ製造および所持は、子どもやコミュニティの安全を脅かす極めて重い犯罪です」と、キャサリン・ネフ・ウェルシュ連邦検事補は語った。「ジョーンズ被告の行動は、被害者およびその家族から、決して取り戻すことのできない大切なものを奪ったのです」

Translated by Akiko Kato

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