ローリングストーン誌がおすすめする、ノイズ・キャンセリング・ヘッドホン6選

Bowers & Wilkins

雑音をシャットアウトして、音楽に集中したい人向け!ローリングストーン誌がおすすめする、ノイズ・キャンセリング機能付きのヘッドホンを紹介。

まれに、自分の周りの音をすべて消してしまいたくなることがある。でも、そうそう簡単に、静かな場所を見つけることはできないだろう。そんな時、ヘッドホンは我々の味方だ。登録しているストリーミングサービスにヘッドホンをペアリングすれば、自分のお気に入りのアーティストと音楽によって、禅の境地へ入り込むことができる。

多くの会社がヘッドホンを製作しているが、もし身も心も音楽にどっぷりと浸かる、という経験をしたいのなら(鮮やかな高音と深み、そして身体を揺らす低音を想像してみて欲しい)、ノイズキャンセルの技術をぜひ味わって頂きたい。アクティブ・ノイズ・キャンセレーション(略:ANSと)は、雑音をゼロするか、ほぼ気づかない程度に抑える。ヘッドセットに装備されたマイクロフォンは、外音を取り込み、その音を内部で転換する。転換された音波は元の音波に逆らうよう設計されているため、“キャンセリング”機能が働くと言う仕組みだ。

覚えておいて欲しいのは、どのヘッドホンも周りの音を100%消すわけではない(多くの会社が、“キャンセレーション”と言う言葉の代わりに“アクティブ・ノイズリダクション”と言う言葉を使っているのはこれが理由だ)。この機能は聴き心地をマイルドにする、だけではない。外を歩いていて、万が一何も聞こえなければ、車や歩行者が近づいて来た際に危険なので、このような処置が取られている、と言うわけだ。

1. マーシャルMid A.N.C ワイヤレス・ヘッドホン
サンプル
Courtesy Marshall

マーシャルはアンプやスピーカーのブランドとして知られているが、素晴らしいヘッドホンをいくつも作っているオーディオブランドでもある。Mid A.N.Cはマーシャル社による、初のノイズキャンセル機能付きヘッドホンだ。内蔵されたマイクは取り入れた雑音を常に察知し、それを計測する。つまり:音楽をよりラウドでクリアに聴くことができ、邪魔な音は取り除かれ、寄せ付けない。

これらのヘッドホンでは引き締まった、力強いサウンドを聴くことができ、最大で30時間充電が持続する(Bluetoothとノイズキャンセル機能を両方組み合わせた場合は、20時間に減少する)。マーシャルは、Bluetooth aptXによって、ワイヤレス接続に対する問題をカットすることができ、タイムラグを減らし、ムービーの場合は音を口の動きと正確にマッチさせることができると語っている。

このヘッドホンは、ギターのトラベルケースにインスパイアされた専用のボックスに収められている。耐久性の高いボックスの裏地は真紅のベルベットになっており、専用の充電ケーブルと、3.5mmの取り外し可能なケーブルに、内蔵マイクロフォンとリモートが搭載されている。

2. サムスン AKG N700NC ワイヤレス・ノイズキャンセリング・ヘッドホン
サンプル
Courtesy Samsung

サムスンもまた、AKGのようなヘッドホンを数多くリリースしており、不要な音を綺麗にシャットアウトしてくれるため、音楽プロデューサーや作曲家のような、スタジオ作業を生業とする人々のお気に入りとなっている。レビュワーたちは、一度イヤーカップを装着すれば、外からのノイズは一切聴こえなくなり、求めている音だけを届けてくれる、と評価している。その強力なヘッドホンと、サムスンによる“アダプティング・ノイズ・キャンセリング”の技術は、周囲の騒音を消すだけでなく、耳を音楽だけに集中させてくれる。その機能によって、それぞれの楽器やヴォーカル、ハーモニーまで詳細に聴き分けられると言う。もし道を聞いたり、友達の話に耳を傾けなければいけなくなったら?ボタンを押すだけの簡単な操作で、いくらでも外の雑音を耳に入れることができる。

サムスンは、オーディオ界においてここ数年かなりの進歩を見せている。多くのユーザーは、同社が手がけたN700NCが、素晴らしい音質と深みのある低音のクオリティから、聴覚を使って得た経験の中で最高級であると評価している。Bluetoothとアクティブ・ノイズキャンセレーションを使用したとしても20時間再生可能(ヘッドホンを接続すれば、36時間再生可能だ)。小さく折りたたむこともでき持ち運びも便利。

Translated by Leyna Shibuya

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