絶滅寸前の危機、ギターソロはもはや過去の遺物なのか?

エルヴィスの「ハートブレイク・ホテル」におけるスコッティ・ムーアの切り裂くようなパフォーマンス以降、ギターソロは60年以上に渡ってロックのDNAの一部であり続けた。ニューヨークのメトロポリタン美術館では先日、ロックを象徴する楽器を展示したエキシビション「Play It Loud」が公開された。そこにはジミ・ヘンドリックスがウッドストックで「星条旗」の美しくも残酷なカヴァーを弾いた時のギターや、エディ・ヴァン・ヘイレンが「暗闇の爆撃」で使った赤いペイントが目を引くギター、ジミー・ペイジが「胸いっぱいの愛を」や「天国への階段」で使った楽器の数々が展示されている。そういった楽器が美術館でガラス張りのケース内に収められているという事実は、ギターソロが過去の産物であるという認識を裏付けているのかもしれない。

Translated by Masaaki Yoshida

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