キース・リチャーズが語る、ソロ活動を通して実感したミック・ジャガーのありがたみ

リイシューされたばかりの1988年のThe X-Pensive Winosの過小評価作品『トーク・イズ・チープ/Talk is Cheap』をリチャーズが掘り下げる(Paul Natkin/WireImage)


―「テイク・イット・ソー・ハード」はあなたがレコーディングした中でも最高の出来の1曲ですが、これがワンテイクだというのは本当ですか。

ああ、確かワンテイクだったと思うよ。通しでのリハーサルは何度もやったけど、あれは最初のテイクだったはずだ。「オーケー、これで完成」ってね。

―この曲はどんな内容なのですが?

面白い質問だ、本当に。あれ以来、俺もずっと考えているんだよ。たぶん、Winosが生まれる前から俺の中にあったものだと思う。あれこれ考えながらね。でも、曲として作った時点ではミックが歌うことを想定していた。これがもともとのアイデアだったけど、結局が俺がミックについて歌う歌になったわけだ。

―「メイク・ノー・ミステイク」は僕が個人的に好きな曲です。

俺もそうだよ、たぶん。


1988年シカゴにて。X-Pensive Winosのアイヴァン・ネヴィル、ワディ・ワクテル、スティーヴ・ジョーダン、キース・リチャーズ、チャーリー・ドレイトン、ボビー・キーズ。(Photo credit: Paul Natkin/WireImage)

―この曲を作ったときにどこにいたかは覚えていますか?

いいや。最初のコードがどんなふうに生まれたかなんて覚えていないものだよ。それに普通はなんてことのないコード進行から始まる。あとになって突然フレーズが詩的にフィットするのさ。覚えているのは、あの曲にかなり面白いコードが一つあったこと。実際、音楽学者から「これは非常に興味深い」という手紙をもらったことがあった。うん、本当に奇妙なコードで、コードの名前がなにか、未だに誰もわからない。もしかしたら歴史の闇に消えていたコードなのかも(笑)。あの曲は作っている最中から美しいと思ったし、メンフィス・ホーンズも参加したし、(メンフィスの伝説のソウル・プロデューサーの)ウィリー・ミッチェルもいた。みんな、メンフィスの最高のミュージシャンたちだ。


Translated by Miki Nakayama

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