『ゲーム・オブ・スローンズ』忘れられない名場面10選

首を落とされる寸前のネッド・スターク(Helen Sloan/HBO)


4.  ジョン・スノウの夜の王との対峙 (シーズン5「堅牢な家」)

ハードホームにある野人の居住地への夜の王の亡者の軍団の襲撃のシーンは他のすべてのテレビドラマに圧倒的な差を見せつけている。容赦なく混ざり合ったアクションとホラーのシーン(重ねて言うがサポチニクによる演出だ)は、死の軍団がジョン・スノウとトアマンドや他の野人を圧倒しながら、視聴者が息をするのを忘れてしまうような内容へと徐々に盛り上がっていく。夜の王がジョンを愚弄するように両腕を上げるシーンはシリーズの中でもネット上で最もネタにされたシーンかもしれないが、ファイナル・シーズンにおいて、人間がホワイト・ウォーカーに対抗することがいかに至難の技であるかということを示唆する、気が滅入るようなシーンでもある。

5. 釁られた婚儀 (シーズン3「キャスタミアの雨」)

ネッドの処刑に続き、さらにそれよりも血なまぐさいシーンであり、この物語が英雄的キャラクターたちが苦しみながらも最後には必ず勝つようなありがちな心地よい物語でないことを証明したシーンである。

6. 入浴するキングスレイヤー(シーズン3「炎の口づけ」)

この物語におけるたくさんある意外な組み合わせの中で最も複雑で魅力的なのはジェイミー・ラニスターとタースのブライエニーの2人かもしれない。ブライエニーがジェイミーを彼の妹のところへ戻すという約束を果たすために尽力する中で2人は驚くほど絆を深めた。ジェイミーは初期のシーズンでは作中で最も気取ったキャラクターとして描かれることが多かったが、彼が「キングスレイヤー」と呼ばれるようになった経緯とそれが彼の感情にもたらした影響をブライエニーに語る様子からは彼がただの高慢な悪役ではなく、優美な庇護者の腕の中で倒れそうになりながらファースト・ネームで呼んでくれと請い求めるような孤独な男であることをうかがい知ることができる。

Translated by Takayuki Matsumoto

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