ランド役ほか俳優も集結、熱狂のファンイベント「スター・ウォーズ・セレブレーション」

新作には他にもアダム・ドライバー、ルピタ・ニョンゴ、ドーナル・グリーソン、ビリー・ラードが出演。さらにリチャード・E・グラント、ケリ・ラッセルが新たに加わる。『エピソード8』でルーク・スカイウォーカーの運命は幕を閉じたものの、マーク・ハミルも再び登場する。エイブラムスは新三部作の第1弾にあたる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の監督以来、久々にメガホンをとる。『エピソード8/ラスト・ジェダイ』ではライアン・ジョンソンが監督をつとめた。

「この映画は、彼ら新しい世代の物語。彼らが受け継いだものを描いている」とエイブラムス。「つまり、光と影だよ」。現在は編集と視覚効果の段階に入っているという。「完成した作品を見れば、みなさん気に入ってくれると思いますよ」と、ケネディ社長もハンコを押した。『フォースの覚醒』同様、エイブラムスはできる限り、CGIの背景ではなく、実在のロケ地で撮影することに務めたという。

『エピソード9』でもっとも噂されていることのひとつが、レイア・オーガナ将軍役のキャリー・フィッシャーの不在。フィッシャーは『ラスト・ジェダイ』の公開前にこの世を去った。「あの役には代役なんて立てられない」とエイブラムス。「かといって、彼女を抹消することもできない」。監督は、『フォースの覚醒』で撮影された未公開シーンを使い、このシーンを中心に脚本が作られた、という噂を認めた。「それらのシーンには彼女が映っている。しかも、娘と一緒に映っているのもある。プリンセス・レイアはこの映画の中で生きているんだ。僕自身もなんだか心を動かされたよ」

もちろん、スター・ウォーズ作品は『エピソード9』で終わりではない。ディズニーは他のキャラクターで継続していく計画を立てている。今のところ、ライアン・ジョンソンが『ゲーム・オブ・スローンズ』の責任者デイヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスと組んで、新たな三部作に動き出した、という事実のほかは詳しいことはわかっていない。時期についても未定だ。ディズニーのロバート・アイガーCEOは最近ブルームバーグで、『エピソード9』の後はしばらく映画作品を「中断する」と発言している。

「ここでいったん立ち止まって、時間をとって、リセットしようと思います。スカイウォーカーの物語は、9作目で終わりを迎えるのですから」とアイガー氏。「また別の『スター・ウォーズ』作品を作る予定ですが、少し冷却期間に入ります。今後の映画作品の詳しい予定に関しては、まだお話できません。現在製作中の作品もありますが、まだお話しする段階ではありません」

映画はしばらくお預けだとしても、『スター・ウォーズ』には『The Mandalorian』や『Cassian Andor』など、数々のTV企画が控えている。この後年内に、ストリーミングサービスDisney+で公開される予定だ。



Translated by Akiko Kato

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE