銃殺されたニプシー・ハッスルへバラク・オバマが贈った心を打つ追悼文

故ニプシー・ハッスルへオバマは往復書簡で追悼文を送った(Ethan Miller/Getty Images, Erik Pendzich/REX/Shutterstock)

先日、銃殺され他界したラッパー、ニプシー・ハッスルの葬儀で読まれた公開書簡で、バラク・オバマは彼らのコミュニティへの貢献を称賛した。「欠陥があるとは知っていても、前進し続けることを教えてくれたコミュニティに彼は目を向けていた」

バラク・オバマが公開書簡でニプシー・ハッスルの音楽、人生、レガシーを称賛した。この書簡はカレン・シヴィルがTwitter上で公開したもので、木曜日(4月11日)にロサンゼルスで執り行われた追悼式で読まれた。ハッスルは3月31日に自身が経営する洋服店の外で銃殺された。

ニプシー・ハッスルと面識はないものの、娘たちからハッスルの音楽を教えられたと、オバマが同書簡で述べている。またオバマは、彼の死が報道されたあとでロサンゼルスの自分のコミュニティを良くしようとニプシー・ハッスルが根気強く活動していたことを知った、とも記している。

さらにオバマは、「彼が育ったクレンシャー界隈はギャング、銃弾、絶望に支配された地区だと考える人が多いのも事実だが、ニプシーはこの地域に可能性を見出していた。彼は希望を見ていた。欠陥があるとは知っていても、前進し続けることを教えてくれたコミュニティに彼は目を向けていた。地域を無視せずに投資することを選び、クレンシャーに職業訓練センターを作り、コワーリングスペースを作り、エリトリア系アメリカ人コミュニティを活性化しようと試みた。そして若者が目標とすべき道標となった。彼の人生は称賛を得て然るべきものだった」と綴った。

ニプシー・ハッスルの追悼式はロサンゼルスのステイプルズ・センターで営まれた。CBSによると、追悼式ではニプシー・ハッスルの両親、スヌープ・ドッグ、アイザイア・トーマスが弔辞を読み上げ、ジェネイ・アイコとアンソニー・ハミルトンが追悼の演奏を行った。

ニプシー・ハッスル、本名エルミス・アスジェドムは、熱烈な起業家精神の提唱者だった。その精神は、レコードレーベルとの交渉から、ロサンゼルスの住人を雇用する地元密着型のビジネスに至るまで徹底していた。オバマが公開書簡で言及しているコワーキングスペース(コワーリングスペースとも呼ぶ)の他に、ハッスルはSTEM教育センターを開設して、ロサンゼルス在住の黒人がテクノロジー業界へ参入する手助けをしていた。

ハッスルを死に至らしめた第一容疑者のエリック・ホルダーは先週逮捕され、殺人罪、2件の殺人未遂、1件の重罪犯人による銃器所持で起訴されている。予想される最高刑は終身刑である。

Translated by Miki Nakayama

RECOMMENDEDおすすめの記事


Current ISSUE

RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事