「ただ楽しい」が最強の理由、SILENT SIRENの音楽に宿る信念

SILENT SIREN(Courtesy of EMI Records)

先月13日、SILENT SIRENは6枚目となるアルバム『31313』をリリース。オリコンアルバムチャート初登場7位を記録した。現在、4人は20公演に及ぶ全国ツアーの真っ最中。さらに、5月にはメディア・ミックス・プロジェクト"BanG Dream!(バンドリ!)"のガールズバンドPoppin’Partyとメットライフドームでのツーマンライブを控えており、大きな話題となっている。

今回は、新作についてはもちろん、バンド結成10年目に突入した今の思い、Poppin’Partyとの対バンについて、サイサイのライブの本質など、いつものようにじっくり話を聞いた。なお、インタビューはツアー前に行われている。

―結成10年目に突入するということですが、これまでを振り返ってみていかがですか?

ひな(Dr):一番思い出すのはインディーズの頃の約3年間かもしれない。忘れないです、あの頃の出来事は。青春してたと思います。

―めっちゃ喜んで、めっちゃ落ち込んで。

ひな:うん、みんなで喜んでみんなで落ち込むっていうことが超多くて。お金もなかったし、マネージャーからの一言一言がすごく重くて。今でも覚えてるのが、ライブの打ち上げで居酒屋に行ったときに、みんなヘトヘトだったんだけど「メジャーデビューしたらライブの後にレコーディングとか撮影があったりするんだから、こんなんで疲れたとか言ってたらメジャーデビューなんてできないよ!」って言われて……覚えてる?

あいにゃん(Ba):うん、めっちゃ覚えてる。

ひな:それで、「えー、メジャーデビューしたらそんなに忙しいの!?」って思ったけど、「全然いいです! むしろそうなりたいです!」って言ったりして。そういうさりげない会話を超覚えてます。もしそういう時期がなくて、いきなりメジャーデビューしてたらまた違ってたと思うから、本当に大事な時間だったと思います。

―すぅさんはどうですか。

すぅ(Vo, Gt):子どもの頃の10年と比べると早いですね。濃かったけど、けっこうあっという間だった気がする。あと、同じ人と10年も一緒にいるってすごいことだなって。

―小1の子どもが高校生になってますからね。

すぅ:そうですよ。でも、本当にいろんなことをみんなで経験してきましたね。楽しいこともあったし、「なんでだよ!」って思うこともいっぱいあって。でも、そういう一つひとつがこの10年目を迎えるために必要なことだったんだなって思います。

―ゆかるんさんは途中からの加入になりますがいかがでしょう。

ゆかるん(Key):私はメジャーデビューのタイミングで入ったので7年目になるんですけど、バンドが10年も続くってすごいことだし、インディーズの3年間がなかったらメジャーデビューもしてないって考えるとすごいなって改めて思います。あっという間だな……月日が経つのが年々早くなりますよね。でも、各々成長してるし、考え方も変わったりして大人になってますね。

―あいにゃんさんは?

あいにゃん(Ba):10年って単純にすごいなって思います。うちらはついこないだまで「まだ新人です!」みたいな立ち位置にいたのに、気付けば新しいアーティストたくさん出てきて。あと、関わっていく人が増えていくにつれて、守らなきゃいけないもの、考えなきゃいけないことも増えていくけど、つらいときも楽しいときもまずは原点に立ち返るんですよね。「サイサイってどうやって生まれたんだっけ?」って。それで、「ああ、やっぱりあの頃の気持ちは忘れちゃダメだな」って思うんです。曲作りでもめたりしたときは特に。だからひなが言ったように、私もインディーズの頃のいろんな思い出が頭をよぎります。それぐらい濃い時間だったんだと思います。

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