ローリングストーン誌選、最新ストリーミング必聴アルバム

Max Hirschberger, Elliot Lee Hazel, Autumn de Wilde


8. オムニバス『Nigeria 70』
コンピレーションアルバム『Nigeria 70』の第1弾は、フェラ・クティやキング・サニー・アデのファンには新鮮だった。彼らはカルチャーアンバサダーとして、ナイジェリアのサウンドを国外へ広め、1980年代のアメリカとイギリスで、ファンキーなポストパンク・ディスコ世代の音楽通をあっと言わせた。『Nigeria 70』第1弾は彼ら2人をはじめ、リジャドゥ・シスターズ、ビクター・ユーウェイフォ、そして神秘的なウィリアム・オンイェイバーなどの楽曲が盛りだくさん。数十年後のリバイバルブームで注目されるようになった、、知られざる大御所たちだ。第3弾はこの当時を再度振り返りつつ、他の時代の楽曲も収録している。――Will Hermes



9. キース・リチャーズ『トーク・イズ・チープ:30周年デラックスエディション』
1988年、リチャーズはストーンズのスケジュールの合間を見計らって、自らX-Pensive Winosと命名した一流バンドとスタジオにこもった。メンバーはギターにワディ・ワチェル、キーボードにイヴァン・ネヴィル、ドラムにスティーヴ・ジョーダン。蓋を開けてびっくり、ソロ活動とは無縁だった60年代最後の生き残りのソロデビューアルバムではなく、音楽の歴史をたっぷり凝縮した、ゆったり響くアルバムが完成した。今回のデラックスエディションでは、ボーナストラック6曲を収録。当時のメンバーたちは、かなり楽しくやっていたようだ。――Jon Dolan



10. The Mekons『Deserted』
カリフォルニア州ハイデザートには、ロックの歴史の宝庫だ。カントリーロックのスター、グラム・パーソンズの遺体は、ここで友人たちによって火葬された。アイルランド出身のバンドは、この土地でかの有名なアルバムを名付け、ジャケット写真を撮影した。そして、アシッドでキメたジム・モリスンは、ここで映画を撮影した。そして今、The Mekonsが――愉快で、物知りで、皆から愛されるイギリスのパンク・カントリー・レゲエ・ロックの末裔――『Deserted』というアルバムで先人たちの仲間入りを果たした。ジョシュア・ツリーのほど近くでレコーディングされたこのアルバムは、砂漠の中に身を任せ、時代に即したサバイバルのメタファをそこかしこにちりばめている。――Will Hermes

Translated by Akiko Kato

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