ツタロック2019クイックレポ:打首獄門同好会の真骨頂ステージ「オッケー幕張遊ぼうぜ」

打首獄門同好会(Photo by Megumi Suzuki)

本日3月31日、幕張メッセ 国際展示場9・10・11ホールで開催中のツタロックフェス2019。MASSIVE STAGEに出演した打首獄門同好会のクイックレポートをお届け。

今年9月で結成15周年を迎える打首獄門同好会。「デリシャスティック」で幕を開けると、VJを駆使して両サイドのスクリーンとステージ上にもミニスクリーンを設置し、歌詞や関連映像を流してビジュアル面でも訴えるアプローチは、幕張メッセという大バコでも効果てきめんだった。次の「こどものねごと」では「オッケー幕張遊ぼうぜ」と歌詞を変え、観客と一体感を図る手腕もさすが。

そして、"飯テロ・バンド"の異名を取る打首がスーパーカップMAXとコラボした「YES MAX」をここで披露。同曲MVではメンバーがスーパー戦隊MAXに扮しているのだが、ライヴにおいても大澤敦史(Vo/G)に赤、Junko(Ba)に緑、河本あす香(Dr)に黄と照明がそれぞれに当たる凝った演出にも唸らされた。

「今日はまだ平成最後じゃない、年度末。明日は4月1日の月曜日、心機一転で臨みましょう!」と大澤がフリのような言葉を投げかけると、みんなの心の叫びとも言える「はたらきたくない」で大合唱を作り上げた。引き続き心の叫びシリーズ「布団の中から出たくない」をプレイすると、親密なメロディと断末魔のごときスクリームとの凄まじいギャップに会場から笑い声も聴こえてくるほど。

それから今年3月に出た最新ミニ作『そろそろ中堅』についてMCでも触れ、「15周年という重みを全く感じさせない一枚。特に好き勝手に作ってしまった曲」と大澤が紹介すると、はごろもフーズの人気商品とコラボした「Shake it up ’n’ go〜シャキッと!コーンのうた」を披露。スクリーンには人気クリエイター・ナガノが手がけた可愛らしいアニメが流れ、耳目を釘付けにする打首らしいパフォーマンスで魅了。加えて、最新ミニ作収録のB.B.クィーンズ「おどるポンポコリン」のカヴァーを急遽追加する大盤振る舞いで、小さな子供から大人まで終始沸かせた。


Photo by Megumi Suzuki


SET LIST

1.デリシャスティック
2.こどものねごと
3.YES MAX
4.島国DNA
5.はたらきたくない
6.布団の中から出たくない
7.Shake it up ’n’ go〜シャキッと!コーンのうた
8.きのこたけのこ戦争
9.踊るポンポコリン
10.日本の米は世界一

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