あっこゴリラ、豪華ゲストを次々と呼び込んだツアー・ファイナルのレポが到着

3月26日に渋谷クラブクアトロで開催された、あっこゴリラのツアー・ファイナルの模様(Photo by Yosuke Torii)

昨年12月にメジャー1stフルアルバム『GRRRLISM』をリリースしたあっこゴリラが、3月26日に渋谷クラブクアトロでワンマン・ライブを開催。渋谷WWW Xでのリリースパーティーを皮切りにスタートした、東名阪ツアーのフィナーレとなったこの夜のレポートをお届けする。

ツアー・ファイナルとなる東京公演では、あっこゴリラが敬愛するNakamuraEmiに熱烈なオファーを送りゲスト・アクトでの出演が実現。ヒューマンビートボックスとアコースティック・ギターを携え、力強いメッセージを圧倒的なボーカルで聴かせるNakamuraEmiのパフォーマンスが披露されたあと、満を持してあっこゴリラのステージがスタートした。

TK_TDC190326_yosuketorii_AG_1547_R.jpg

「100%AKKOGORILLA」と共にサポートメンバーであるBNNZを従え登場すると、のっけから「ゲリラ」を披露。フルスロットルのパフォーマンスを繰り広げる中、自身の音楽のルーツとも言えるナンバーガールの復活に触れ、「透明少女」をカヴァーする。そして向井秀徳氏への愛を綴った曲「向井さん」を立て続けに歌うと、バンド・アレンジでライブ用に印象的に生まれ変わった「グランマ」から「電光石火」へ。曲中で、新たに加わったヒューマンビートボックサーのChuseiが刻むビートに乗せ、お決まりのBNNZの面々、ギター・SP、ドラム・KD、ベース・Ryukiのマイクリレーに加え、顔面塗料のサックス・ソロと大盤振る舞い。さらに、フリースタイル・バスケットボーラーのZiNEZはパフォーマンスに加えて今回からはラップも披露するなど、新生BNNZも会場を魅了し、バトンを再びあっこゴリラにつないでいく。

TK_TDC190326_yosuketorii_AG_0989_R.jpg

ライブ中盤、ミドルナンバーが続くセクションに入り「GOOD VIBRATIONS」では、シークレット・ゲストとしてGEN(04 Limited Sazabys)が登場し、初となるステージ上でのコラボレーションに会場からは大きな歓声が。その後も「開戦前夜」、「余裕」と畳みかけ、「オーバー・ザ・ボーダー」ではBNNZのダンサー・エイミーとアリによるダンスの掛け合いなど、エンターテイメント性あふれるステージで会場を巻き込んで行く。2人目のシークレット・ゲストには、シンガー・大門弥生が登場し、あっこゴリラが参加した大門の楽曲「NO BRA!」を「心のブラジャーを取リ払って楽しもう」というMCと共に披露した。続いて「エビバディBO」から、「ウルトラジェンダー」、「GRRRLISM」と畳み掛け、大興奮の内にライブ本編が終了。

アンコールでは、NakamuraEmiと共にあっこゴリラが登場すると、2人の馴れ初めを語るMCから、あっこゴリラが一番好きだというNakamuraEmiの楽曲「Rebirth」をこの日だけのスペシャルなコラボ・バージョンで演奏。最後は「GREEN QUEEN」でツアー・ファイナルを締めくくった。
 
TK_TDC190326_yosuketorii_AG_0573_R.jpg

あっこゴリラは、『GRRRLISM』からスペインで撮影された「開戦前夜」と「オーバー・ザー・ボーダー」のMVが公開されたばかり。さらに、本日3月28日には「Spotify Early Noise Night」への出演が決定している。

Rolling Stone Japan 編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE