スコット・ウォーカーが死去、ボウイやトム・ヨークにも影響与えたアイコンの生涯

「ティーンネイジャーのアイドルから、文化的アイコンと成長したスコットが若い世代に残したレガシーは類い稀な音楽だ。一度聞いたら忘れられない歌声を持つ卓越した作詞家であり、クリエイティブな音楽の最前線で活動する神格化された革新者の一人として認められてきた彼は、数多くのアーティストに影響を与えたことも広く知られている」と述べ、4ADのコメントは続く。「彼のヴィジョンの大きさとダイナミズムが映画とダンスに新たな次元を与え、ジャンルを超えた音楽と型にはめられることを拒絶する純粋なオリジナリティで、聞く者を圧倒してきた」

ウォーカーの死を知った多くのアーティストが彼の死を悼んでいる。トム・ヨークは次のようなツイートを投稿した。「スコット・ウォーカーの死を知ってとても悲しい。彼はレディオヘッドと自分に巨大な影響を与えたし、自分の声と歌詞の使い方を教えてくれた。メルトダウンで一度彼に会ったが、本当に優しくて、紳士的なアウトサイダーだった。彼の死が本当に悔やまれる」


レディオヘッドのプロデューサー、ナイジェル・ゴドリッチもTwitterで「スコット・ウォーカーのニュースは本当に悲しい。彼は正真正銘の偉人の一人だ。非常にユニークな本物のアーティスト。『OKコンピューター』のレコーディングに向かう初日、チズウィック・ハイ・ストリートで自転車に乗っている彼とすれ違った。スタジオに着くとトムが『スコット4』を持っていた。これは縁起がいいぞと思ったものだ」と投稿した。

1997年にウォーカーから誕生日メッセージを受け取ったデヴィッド・ボウイは、ウォーカーから影響を受けたミュージシャン仲間の気持ちを「子供の頃からずっと彼は自分のアイドルであり続けた」と代弁していた。







Translated by Miki Nakayama

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE