米フロリダ州、医療用大麻の使用を合法化

2019年1月11日、フォート・ローダーデールにあるブロワード郡保安官事務所フォート・ローダーデール本部でスピーチするフロリダ州知事ロン・デサンティス(Photo by Wilfredo Lee/AP/REX/Shutterstock)

フロリダ州にて、ついに医療用マリファナの使用が合法化した。同州の医師は喫煙できる医療用大麻を患者に勧めることが可能となったのだ。

2016年には、すでにフロリダ州の大半の選挙投票者(70%以上)が、医療用マリファナを合法とする憲法修正にイエスと答えていた。しかし、厳しい独裁政体で自らの名声を維持したことで有名な当時の州知事リック・スコットが、2017年にこれを法制化したとき、提供可能な大麻の形状や使用方法に制限を加えたのである。つまり、カプセル状のもの、局所的に使用するもの、チンキ剤のもの、小さな容器に入れた大麻の花を蒸気で吸うものなどの濃縮した大麻は合法としたが、喫煙用マリファナは違法となった。

それから2年以上経て、フロリダ州民はやっと希望を実現した。ロン・デサンティス州知事は前知事が禁止した法律を改正する法案に署名したため、今後フロリダ州では医療用大麻の喫煙が合法となる。

共和党州上院議員ジェフ・ブランデスと民主党員リンダ・スチュワートが共同で後援したこの法案により、18歳以上の患者であれば35日ごとに2.5オンス(約70グラム)のマリファナの所持が認められ、18未満の患者でも末期疾患と診断され、小児科医のセカンドオピニオンがある場合に限り、喫煙用マリファナの使用を認めることとなった。この法案では、マリファナの喫煙によって起こり得る健康リスクにを承認するインフォームドコンセント書類への署名を患者に求める。

2017年から2019年にかけて、医療用マリファナ擁護団体が濃縮した大麻が有効でない患者もいると主張してきたため、デサンティス知事の憲法修正によって、患者に喫煙用マリファナが必要と判断した医師がこれを処方するのがフロリダ州でも合法となる。

「立法府でともに仕事をする同僚たちは、この件に関して選挙民の支持を十分に得ていることを確信している」と、デサンティス知事が声明で述べ、2016年の選挙で医療用マリファナを支持した選挙民の多さを示した。そして「やっと法的解決策をみつけたることができ、この憲法改修を実現できたこと、これまで違憲だった法律を支持した州政府の主張を却下し、下級裁判所の決定を無効にする申し立てを両党共同で行えたことを誇りに思う」と続けた。

Translated by Miki Nakayama

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