ザ・プロディジーのキース・フリント、死因は自殺と断定

検死の結果、キース・フリントの死が自殺によるものであることが認定された。(Photo by Amy Muir/REX/Shutterstock)

キース・フリントが今月初旬、イギリス、エセックスの自宅で自ら首を吊ったことが検死官により伝えられた。

ザ・プロディジーのシンガー、キース・フリントの死が首吊り自殺によるものであると断定されたことがBBCによって伝えられた。

3月11日、イギリスのエセックスで行われた死因審問で検死官により彼の死因が明らかにされた。薬物検査の結果はまだ出ておらず、最終的な審問は7月23日に開かれる予定になっている。また検死官はフリントの死に事件性がないという先日の警察の発表に間違いがないことを認めた。

フリントは3月4日、イギリスのエセックスの自宅で49歳で亡くなった。死因はすぐには明らかにされなかったが、ザ・プロディジーのキーボーディスト/ソングライターのリアム・ハウレットはバンドのInstagramで、フリントは「自ら命を断った」と投稿していた。

フリントはザ・プロディジーに元々ダンサーとして加入したが、「ブリーズ」「ファイアスターター」「スマック・マイ・ビッチ・アップ」などのヒット曲を生んだ1997年のアルバム『ザ・ファット・オブ・ザ・ランド』の制作にあたってすぐにバンドのリード・シンガーとなった。このアルバムはイギリスとアメリカで大ヒットとなり、フリントはカリスマ的な紛れもないザ・プロディジーの顔となって、1997年8月のローリングストーン誌では表紙を飾った。

ザ・プロディジーの次のアルバム、2004年の『オールウェイズ・アウトナンバード・ネヴァー・アウトガンド』は大部分がゲストボーカルによるものとなったが、2009年のアルバム『インヴェイダーズ・マスト・ダイ』では5曲のリード・ヴォーカルをフリントが務めた。2015年の『ザ・デイ・イズ・マイ・エネミー』ではさらに作曲も担当することとなり、最新アルバム『ノー・ツーリスツ』では3曲を歌った。

※関連記事:追悼キース・フリント:ザ・プロディジー絶頂期の秘蔵インタビュー「人生を楽しんで何が悪いんだ?」

Translated by Takayuki Matsumoto

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