ファン必見のザ・ローリング・ストーンズ展開幕、キースの手のひらサイズの日記帳も

「Exhibitionism ─ザ・ローリング・ストーンズ展」に来場した鮎川誠、シシド・カフカ、土屋アンナ、Char(写真左より)。



個人的にしびれたのは、彼らのソングライティング〜レコーディングについて多角的に紹介したコーナーだ。まずは、彼らが活動初期に利用していたロンドンのオリンピック・スタジオを再現したブース。ギターやベース、ドラムはもちろん、フェンダーやアンペグのアンプ、ローズピアノ、オルガン、インドの打楽器タブラなどが並べられ、今にも彼らの音楽が聞こえてきそうだ。主に90年代以降、彼らのプロデュースを担当していたドン・ウォズが、レコーディングの様子について証言したビデオなども再生できるようになっている。

楽しかったのは、彼らの楽曲を自由に「ミックス」出来る体験型スペース。「Miss You」や「Angie」、「Start Me Up」、「Sympathy Of The Devil(ライブ音源)」など8曲の中から自由に選び、ヴォーカルやコーラス、ギター、ベース、ドラムなど個別に振り分けられたフェーダーを上げ下げして、自分の好みのバランスにして遊べる。これがとにかく期待していた以上で、思わず夢中になって全曲で遊んでしまった(特に興奮したのは「Under Cover Of The Night」)。ヘッドホンも2つずつ用意されており、友人や恋人、家族と一緒に楽しめるところもポイント高い(もちろん、一人でも楽しめる)。

バンドを象徴する、あの有名な「ベロマーク」の巨大なプロジェクション・マッピングのコーナーで“インスタ映え”しそうな動画撮影を楽しんだ後は、彼らのアートワークを堪能できるブースへ。『Sticky Fingers』(1971年)や『Love You Live』(1977年)を手がけたアンディ・ウォーホルや、『Exile on Main St.』(1972年)を手がけた写真家ロバート・フランク、『Goats Head Soup』(1973年)の撮影を行ったデヴィッド・ベイルー、『Some Girls』(1978年)のアート・ディレクションを行ったピーター・コリストンらが大きく紹介され、アザーショットや色校なども展示されマニア心をくすぐる。

さらに奥へと進むと、『ブリッジズ・トゥ・バビロン・ツアー』(1997〜1998年)や『スティール・ホイールズ・ツアー』(1989〜1990年)、『ブードゥー・ラウンジ・ツアー』(1994〜1995年)など、スタジアム級のライブ・ステージを模したミニチュアや、アイデア・スケッチなどが展示されたコーナー、数々のステージ衣装をトルソーに着せて紹介したコーナーなどがあり、いよいよクライマックスへ。近しい者しか決して入ることのできない、バックステージの様子を再現した貴重なコーナーを抜けて、彼らが2013年にロンドンのハイドパークで行ったライブを、3D映像で楽しむブースに到着。ハイドパークといえば、彼らが44年前に主催したフリー・コンサートがファンの間では有名だ。新メンバーのミック・テイラーをお披露目する目的だった同公演は、その2日前にブライアン・ジョーンズが急逝し、急遽「追悼コンサート」となった曰く付きだ。それからなんと、44年ぶりに同会場で行われたのがこの2013年の公演。そうした背景を踏まえてみると、3Dの没入感をより深く味わえるはず。

以上、会場の様子を駆け足で紹介した。レジェンド級のアーティストの展覧会といえば、最近ではデヴィッド・ボウイの大規模な回顧展『DAVID BOWIE is』が記憶に新しく、おそらく本展覧会はそれと比較されることも多いだろう。非常にマニアックで学術的だった『DAVID BOWIE is』に比べると、エンターテインメント性が高く体験型の『ストーンズ展』は、個人的にはスウェーデンはストックホルムにある『ABBA博物館』に近いものを感じた。とにかく充実した内容で、コアなファンからビギナーまで楽しめるはず。じっくり見たら1時間は軽く超えるので、気合を入れて臨んでほしい。


Exhibitionismーザ・ローリング・ストーンズ展
delivered by DHL / official Japan sponsor 才能発掘アプリ Fairchance

開催会場:TOC五反田メッセ(東京都品川区西五反田6-6-19)
開催期間:2019年3月15日(金)〜5月6日(月・振休)
【平日・土・祝前日】11:00〜20:00 *最終入館時間19:30まで
【日・祝日】11:00〜18:00 *最終入館時間17:30まで
展示会場内展示物の撮影可能!(フラッシュのご使用はご遠慮ください)
【各種チケット販売中】
・一般 ¥3,500
・学生(中・高・大・専) ¥2,000
 ※ご入場の際に学生証のご提示をお願いいたします
・グループ(10名以上) ¥3,000
※INFORMATIONダイヤルでのみ受付
・土日祝限定 優先入場チケット [指定日前日まで]¥3,700[指定日当日] ¥4,000
※土日祝限定、11:00-1時間ごとに時間指定
※会場での販売はございません。
・VIPチケット ¥8,800
※期間中いつでも2回入場可、優先入場、VIPパス付き
※VIPパスは当日窓口にてお渡しいたします
※シリアルナンバー入り

このチケットでしか手に入らない日本オリジナルグッズ付きチケット
A :トートバック付き 入場チケット ¥5,500
B :ピンバッジセット付き 入場チケット ¥13,500
 ※会場での販売はございません
※グッズは当日窓口にてお渡しいたします

*全て税込価格
*小学生以下入場無料(保護者同伴に限る)
*再入場不可

チケット:ローソンチケット、ぴあ、会場(一部券種を除く)にて発売
お問い合わせ:0570-063-050(受付時間10:00-20:00)
主催:Exhibitionismーザ・ローリング・ストーンズ展 製作委員会
特別協賛:才能発掘アプリ Fairchance
協賛:オーディオテクニカ/ジャガー・ランドローバー・ジャパン/Happy Socks/
   代々木ゼミナール造形学校
後援:BSフジ/tvk/TOKYO MX/TBSラジオ/文化放送/ニッポン放送/J-WAVE/
FMヨコハマ/bayfm/NACK5/ブリティッシュ・カウンシル/一般社団法人日英協会/品川区
協力:日本ローリング・ストーンズ・ファン・クラブ/テーオーシー/TryHard Japan/
レッドシューズ

OFFICIAL WEBSITE : https://stonesexhibitionism.jp/   
OFFICIAL Twitter : https://twitter.com/trsejp
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