ローリングストーン誌がおすすめする、ホームシアターにぴったりのサウンドバー5選

Sonos

マルチスピーカーの再現とまではいかなくても、信頼できるサウンドバーが1台あれば、複数のスピーカーユニット、アンプ、絡まりがちなケーブルを使わずにサイズ以上のサラウンドサウンド体験が楽しめる。

最近のテレビの音質もなかなかだけど、ホームエンタテイメントシステムで本物の映画体験を楽しみたいなら、サウンドバーに投資するのも手だ。いつも使っているテレビに内蔵されているスピーカーは普段のテレビ鑑賞用(ニュースやトーク番組など)として設計されているがメーカー側の優先順位は低く、画面サイズや鮮明さの二の次にされがちなのも事実だ。せっかく映画や音楽番組、あるいは白熱した会話の場面を観るなら、サウンドバーのパワフルなサウンドで部屋中を包もう。

たしかに、いつでもパソコンで映画『ブラックパンサー』はストリーミングできるけど、4Kテレビのはっきりとしたダイナミックな画面で観るのは別物だ。せっかくなら、バクバクするリズムのサントラをうなるようなエフェクトとブーストで楽しみたい。ゲーム中のちょっとしたディテールを拾ったり、特殊効果を際立たせたりすることができるという理由から、サウンドバーをプラスするゲーマーも多い。スポーツファンもそうだ。持ち運べるパワフルなサウンドバーから大事な試合のアクション音が大音量で流れるのは最高だ。最近では様々な価格帯の良質なサウンドバーが手に入る。どれも簡単に接続でき、見た目もスタイリッシュかつスリムで部屋の家具なんかともしっくりくる。サウンドバーの多くはAmazon AlexaやGoogle Homeにも対応しているので、声だけで音量をコントロールしたり、メニューを選択したりできる。

マルチスピーカーの再現とまではいかなくても、信頼できるサウンドバーが1台あれば、複数のスピーカーユニット、アンプ、絡まりがちなケーブルを使わずに大スケールのホームシアターパフォーマンスが楽しめる。ホームエンタテイメントシステムに新しく追加する人からワークスペースをカッコよくしたい人やゲーム機をアップグレードしたい人にお勧めの5種類のサウンドバーを紹介しよう。

1. Fluance AB40サウンドベース
サンプル
Courtesy Amazon

3万円以下という価格のFluance AB40サウンドベースは初心者の選択肢にはぴったりだ。アコースティックチューニングされた木製キャビネットからダイナミックで温もりのあるサウンドが得られるだけでなく、独自のアングルを採用したドライバーユニットが広範囲にわたってサウンドを拡散させてくれるおかげでバーチャルかつ立体的なサウンド体験が可能になる。デュアル1インチツイーター(高音用スピーカー)がくっきりとした高音域を提供し、30ヘルツという低い周波数も再生できるパワフルかつレベルアップした3インチウーファーが4機も内蔵されているので、別のサブウーファーをプラスする必要もない。Fluanceによれば、AB40サウンドベースにはグラミー賞受賞クラスの楽曲に使用されるのと同レベルのサウンドプロセッシング技術が使われているそうだ。

テレビの下にきれいに収まるスリムなボディ(サポート用フラットパネルは65インチまでのテレビに対応)とBluetooth接続によるワイヤレス操作がお勧めポイントだ。それとは別に3.5ミリのオーディオ端子も付属されている。あらかじめセットされた3種類のサウンドモード(3D、ベースブースト、スタンダード)のおかげでボタンに触れるだけでプリセットされた良質なチューニングが楽しめる。音量レベルが一目でわかる機能やHDMI接続は望めないが、価格とその他の機能を考慮したらかなりお買い得な選択肢だ。

Translated by Shoko Natori

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