ジョニー・デップ、名誉棄損でアンバー・ハードに5000万ドルを請求

ジョニー・デップは名誉棄損でアンバー・ハードに5000万ドルを請求(Rich Fury/Invision/AP/REX/Shutterstock)

家庭内暴力の疑惑を「でっちあげた」として、ジョニー・デップが名誉棄損でアンバー・ハードに5000万ドルを請求した。「今回のばかげた行動は、ジョニー・デップがこれまで再三行ってきた、アンバー・ハードを黙らせようという無駄なあがきです。彼女は決して屈しません」と彼女の弁護士がコメントした。

ジョニー・デップが元妻アンバー・ハードを相手に、5000万ドルの名誉棄損訴訟を起こした。女優であるアンバー・ハードがデップに対し、家庭内暴力の疑惑を「でっちあげた」と訴えている。

訴訟の発端は2018年12月、ワシントンポスト紙にハードが寄稿した論説記事がきっかけ。記事の中でハードは自らの実体験として、家庭内暴力の被害を告白した。記事の中でデップの名前は言及されていないものの、ピープル誌の報道によれば、あたかもデップが加害者であるかのように仄めかした、と原告側は訴えている。

ハードは「意図的に『家庭内暴力を代表する有識者』という立場で記事を書き、自分が『性的暴力に対して声を上げた』のは、『ほかの勇気ある女性たちを支持する社会の怒りをひしひしと実感したからだ』と主張した」と原告側は主張。「論説記事は終始、ハード氏が家庭内暴力の被害者であること、またデップ氏が彼女に家庭内暴力を働いていたことを前提に書かれていた」

デップの弁護士はさらに、ハードによる「デップ氏が家庭内暴力の加害者だという示唆は、真っ赤な嘘だと断言する」と付け加えた。

ローリングストーン誌に宛てた声明の中で、ハードの弁護士をつとめるエリック・ジョージ氏はこのように述べた。「このばかげた行動は、ジョニー・デップが再三にわたって行ってきた、アンバー・ハードを黙らせようとする無駄なあがきです。彼女は屈しません。デップ氏行動からも、彼が抱える自らの暴力的行為の事実を受け入れられないことが伺えます。彼はこのまま自滅に向かうことになるでしょうが、我々としてはこの根拠のない訴訟に勝って、私のクライアントに対するデップ氏と彼の弁護士団の悪質な嫌がらせに終止符を打つつもりです」

記者会見の場でローリングストーン誌はデップの弁護団にコメントを求めたが、返答は得られなかった。

デップとハードは2016年8月に離婚が成立。2016年5月、両者の間で家庭内事件が発生した2日後に、ハードのほうから離婚届と接近禁止命令申請が提出された。問題となった事件の詳細は、ローリングストーン誌によるデップの波乱に満ちた過去数年間をまとめた記事に記載されている。

離婚調停のあと、デップとハードはともに秘密保持合意書に署名し、共同声明を発表した。「私たちの関係は強烈なまでに情熱的で、危機的な時期もありましたが、つねに愛情で結ばれていました。いずれの側も、金銭目的で相手を誹謗中傷したことはありません。身体的あるいは精神的に相手を傷つけようとしたこともありません。アンバーはジョニー今後の成功を心からお祈りしています」

デップの弁護士は、ハードの論説記事は映画『アクアマン』公開直前にマスコミの露出を上げるために掲載されたもので、デップのキャリアに「悪影響を及ぼした」と主張。デップの映画出演作は、2018年の『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が最後。ノトーリアスB.I.G.の殺人事件の捜査にあたったラッセル・プール刑事を演じた新作『City of Lies』は、撮影現場での暴力事件騒ぎで、劇場公開の数か月前にオクラ入りとなった。

Translated by Akiko Kato

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