クリス・コーネルのドキュメンタリー映画、ブラッド・ピットがプロデュース

2017年5月17日、デトロイトにて死去したサウンドガーデンのヴォーカル、クリス・コーネル(Photo by Michael Buckner/Getty Images for Activision)

クリス・コーネルのドキュメンタリー映画をブラッド・ピットがプロデュースを手がけることが明らかになった。また、ピーター・バーグが監督を務める本作では、コーネルの未亡人であるヴィッキー・コーネルもプロデューサーとしてクレジットされている。

サウンドガーデンのヴォーカル、クリス・コーネルの生涯を描くドキュメンタリーの制作が進行中だ。ヴァラエティ誌が報じたところによると、『ローン・サバイバー』『バーニング・オーシャン』等で知られるピーター・バーグが監督を務めるという。またプロダクション会社Film 45をバーグと共同で運営するブラッド・ピットが、コーネルの未亡人であるヴィッキー・コーネルとともにプロデュースを手がける。

先月ロサンゼルスで、コーネルの生涯と音楽を讃える追悼コンサート、I Am the Highwayが開催された。同イベントにはフー・ファイターズ、メタリカ、マイリー・サイラス、ブランディ・カーライル、クリス・ステイプルトン等のほか、サウンドガーデンとオーディオスレイヴ、そしてテンプル・オブ・ザ・ドッグのメンバーも参加した。中でもマイリー・サイラスによる「Say Hello 2 Heaven」のカヴァーは、紛れもなく同イベントのハイライトのひとつだった。

2017年5月17日、デトロイトのFox Theaterで開催されたサウンドガーデンのコンサート直後に、コーネルは自ら命を絶った。検視官は彼の死が「ドラッグとは無関係」と結論付けたが、ヴィッキーは彼の血液から発見された痛み止めと抗鬱剤が原因だと主張し、「精神の不調をもたらす危険な物質を無責任に処方し続けた」として、彼の担当医師を相手に訴訟を起こしている。

彼の突然の死に、シアトルの同胞たちは大きな衝撃を受けた。「彼はいち友人であるだけでなく、尊敬できる兄のような存在だった」彼の死後から数週間後に、エディ・ヴェダーはそう語っている。「彼との思い出は僕の胸の中で生き続けるし、僕は決して彼のことを忘れない」

Translated by Akiko Kato

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