ジミー・ペイジが語る、自身の歴史とも言える4本の復刻ギター制作秘話

Fender Custom Shopからジミー・ペイジの愛機の復刻版が発売される

『グッド・タイムズ・バッド・タイムズ』を生んだギターを含む4本のレプリカ・モデルが2019年内にリリースされることが決定した。

2019年1月23日ジミー・ペイジは、有名な“ミラー”や“ドラゴン”を含む4本の“クローン”モデル・ギターをFenderとのコラボレーションでリリースすることを明らかにした。レッド・ツェッペリンのデビュー・アルバム『レッド・ツェッペリン I(原題:Led Zeppelin)』のリリース50周年に合わせ、レコーディング時に使用していた“ドラゴン”をはじめとする1959年製Fender Telecasterをベースにしたギターが復刻される。Fender Custom Shopは、2本の高級モデルLimited Edition Jimmy Page Telecaster Setを2019年3月にリリース。さらにFenderの生産ラインで製造する2本のモデルが、同年春または夏に登場する予定。

Fenderが公開した動画では、同ギターにまつわる歴史について語られている。1966年、ザ・ヤードバーズで一緒だったギタリストのジェフ・ベックが、ペイジに’59 Teleを譲る。1967年2月、ペイジはプレゼントされたギターに8枚の丸いミラーを貼り付けて使用していたが、同年の中頃までにバラしてペイントを施し、ギターは“ドラゴン”の愛称で知られるデザインに生まれ変わった。ペイジの弾く同ギターは、ライヴ・アルバム『Yardbirds ’68』で聴くことができる。

「このギターにはずっと歩んできた旅の物語がある」とペイジは語る。「ジェフが手にしたところから始まり、それを私に譲ってくれた。心のこもったギフトはその後、ヤードバーズを経てレッド・ツェッペリンのデビュー・アルバムにつながる。その旅は、今日までずっと続いてきた。そして今、当時の美しい輝きを取り戻したギターを復活させることができた。」

Translated by Smokva Tokyo

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