デンゼル・カリーが明かす、レイダー・クランからXXXテンタシオンへ連なるシーンの歩み

2019年1月に初来日公演を行ったデンゼル・カリー(Photo by Ryota Mori)



ー今年も始まったばかりですが、今後の予定は?

2019年はとにかく楽しむつもり。シリアスになる瞬間もたくさんあるだろうけど、実際の生活においては、もっと遊んでいたいって感じかな。『Ta13oo』の中には、本当にリアルな社会問題や真剣に考えてほしいトピックを詰め込んだ。だから、今は俺も楽しむ方に切り替えていきたいね。でも、すでに新作の制作には取り掛かっているよ。俺はノンストップだから! 実際にレコーディングしていない時でも、常に次の曲のことを考えて、リリックを書き進めてるからね。

ー先ほどもアニメの話題が出ましたが、リリックからも、日本のアニメに大きな影響を受けていますよね。アメリカのカルチャーと日本のカルチャーが融合している感じがして、個人的にもとても嬉しいなと思っています。

俺自身、日本のアニメ・カルチャーにどれだけ影響を受けたかわからないし、日本のアニメはアメリカのユース・カルチャー自体にも大きな影響を与えていると思うよ。アメリカの子供は、みんな日本のアニメに夢中だから。あと、俺の父親はもともと海軍にいて、横須賀に住んでいた時期もあったんだ。その時、まだ俺は日本に行ったことはなかったんだけど、そうした事実もあって、俺は日本のアニメが好きなったのかもしれない。今は『ワンパンマン』にとにかく夢中。主人公は、とにかく“すべてのアニメ・ヒーローがこうあるべき”って姿を具現化したようなキャラなんだ。超強くて、どんな重いものでも持ち上げられる。そして、倒せないヤツはいない。俺みたいだろ(笑)? 俺は全員をワン・パンチで打ちのめす(笑)! ストーリーも、”チャレンジ”を軸に進行していくんだ。それが一番好きなところかな。しかもコメディ・タッチで、マジで笑っちゃうんだよ。

俺はいまだにマンガ・ブックを集めたりしてるし、自分でイラストを描くこともある。「TOONAMI」(アメリカのアニメ専門チャンネル)を観まくってるし、「ドラゴンボールZ」のフィギュアも集めてるし、俺がいかにアニメ好きかを話すと止まらないよ。


『Ta13oo』収録の「Super Saiyan Superman | Zuper Za1yan Zuperman」では、曲名通り『ドラゴンボール』の超サイヤ人に言及している。

ー「SUMO(相撲)」というシングルをリリースした時にはびっくりしました(笑)。しかも、“リキシ(力士)”というフレーズも入っていて。

実はWWFを観て、「Rikishi(リキシ)」って名前のレスラーがいると知って閃いたんだ(笑)。もちろん、「SUMO」は今夜の東京公演で披露するよ。

ー最後に、ラッパーを目指している日本の若者に向けてメッセージをお願いします。

とにかく集中すること。自分のしたいことを見極めて、計画を練って実行に移す。それに尽きるよ。




デンゼル・カリー

『Ta13oo』
Concord / Loma Vista / ホステス・エンタテインメント
発売中
詳細:http://hostess.co.jp/releases/2018/10/HSU-10228.html

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