エディ・ヴァン・ヘイレン、超絶ギターソロ・ベスト20

エディ・ヴァン・ヘイレンのギターソロからベスト20を厳選 (Photo by Paul Natkin/WireImage)


「ジャンプ(Jump)」1984年

ヴァン・ヘイレンの最初(で最後の)ナンバー1シングル。エディ・ヴァン・ヘイレンがキーボードを前面に押し出した楽曲をメンバーに納得させるまで、数年かかった。「初めて『ジャンプ』をメンバーに聴かせた時、誰にも相手にされなかった」と2014年、エディはライターのクリス・ジルに語っている。「デイヴは、僕がギターヒーローだからキーボードは弾くべきじゃないと言うんだ。でも僕は、“チューバだろうがおならだろうが自分のやりたいようにプレイするよ”と答えた」という。自分の音楽的ルーツを全く無視することができなかったエディは、今までで最もシンプルかつ考えて構成されたリードギターをフィーチャーし、さらにギターと同様に素晴らしく挑戦的なキーボードソロを続けた。彼は、1つだけでなく2種類の楽器の熟達者としての地位を確立したのだ。もちろんおならは別だが。(T.B.)

「ドリームス(Dreams)」1986年

アルバム『1984』の『ジャンプ』での成功で勢いづいたエディ・ヴァン・ヘイレンは、デイヴィッド・リー・ロス脱退後初のアルバム『5150』でもキーボードを大きくフィーチャーした。『ドリームス』もシンセサイザーを中心としたポップ・ロックのひとつで、新加入のサミー・ヘイガーは、様式化されたヴォーカルテクニックや声域に関しては、より型にはまった前任者を圧倒できることを証明した。エディのギターソロもまた、ファンの期待以上に型にはまったものだったが、初期の作品にはあまり見られなかった抑制の効いたメロディと構成を総合的にまとめる能力を示した。「これまで以上に曲を中心に考えるようになった」とエディは、アルバム『5150』がリリースされた時期のBAM誌のインタヴューで語っている。「始めた頃は、全てのテクニックをひけらかしたくなるものだ。でも今は、ギターを弾くというのは、ただ速弾きのガンマンになることではない、という境地に達したような気がする。」(T.B.)

「マイン・オール・マイン(Mine All Mine)」1988年

1988年にリリースされたアルバム『OU812』でエディ&カンパニーは、キーボードを多用してより厚みを出し、サミー・ヘイガー在籍時の特徴的なコマーシャルロック・サウンドに磨きをかけた。さらに、デイヴィッド・リー・ロス時代に浸透し、当時MTVやチャートを賑わせていた“ヘア・メタル”グループとは一線を画そうとする努力も見られる。さらにエディは時折、それまでとは異なる路線を選んだものの、ギターソロに関しては依然としてトップに君臨していることをオーディエンスに証明して見せようとしている。そのためエディは、アーミングや速弾きからアクロバティックな両手タッピングまで、自分の持つテクニックの全てを解き放つのだ。『マイン・オール・マイン』のギターソロもそのひとつで、彼の落とす影がノート毎に少しずつ大きくなっていくのを感じるだろう。(T.B.)

Translated by Smokva Tokyo

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