エディ・ヴァン・ヘイレン、超絶ギターソロ・ベスト20

エディ・ヴァン・ヘイレンのギターソロからベスト20を厳選 (Photo by Paul Natkin/WireImage)


「アイム・ザ・ワン(I’m the One)」1978年

アルバム『炎の導火線(原題:Van Halen)』がリリースされた月、若きエディが受けた初期のインタヴューのひとつで、アルバム中で特にお気に入りのギターソロについて聞かれると、「ブギ曲の『アイム・ザ・ワン』が好きだ」と答えている。彼がそう語る理由を知るのは難しくない。『暗闇の爆撃』のギターはあらゆる絶賛を受けたかもしれないが、純粋なギター狂のエディにとっては『アイム・ザ・ワン』が最高なのだ。ロック、R&B、ブギ、ブルーズ、ジャズ、スウィングを合成したユニークで速いテンポの楽曲で、リズムギターとリードギターの間のアーミング、甲高いピックスクラッチ、最高のリフとコード、超人的な速弾きは、エディ自身の言うように「実に自然でのびのびと」している。曲の最初の30秒間でデイヴィッド・リー・ロスが実際に発しているように、思わず「ワオッ」と叫びたくなる。(R.B.)

「アイス・クリーム・マン(Ice Cream Man)」1978年

シカゴ・ブルーズのジョン・ブリムによる1950年代のカヴァー曲。最初の1分強は、アコースティックギター1本のブギとダブルミーニングの歌詞によるデイヴィッド・リー・ロスの独壇場だが、特に目新しさは感じない。マイケル・アンソニーとヴァン・ヘイレン兄弟が加わった後もデイヴの主役が続くが、エディのリードギターが入った途端に状況は一変する。ギターソロの口火を切るリックで聴かせるフレットボードの高音部全体を使った怒涛の速弾きは、まるで天国からのサウンドのようだ。その後タッピングとスライド、アーミングをミックスした下降フレーズが続き、さらに間髪入れず、まばゆいばかりに美しい未来的なブルーズの速弾きに突入する。エディはかつて同曲を、ヴァン・ヘイレンらしい“勢いのある騒々しい曲を変化させたもの”と表現した。それでもなお、1978年にリリースされたどの曲よりも50%は勢いが高かった。(R.B.)

「悪いあなた(You’re No Good)」1979年

珍しいチョイスによるカヴァー曲は、彼らの特徴のひとつとなった。クリント・バラード・Jrが作曲し歌った『悪いあなた』は、リンダ・ロンシュタットがカヴァーしたことでも有名だ。アルバム『伝説の爆撃機(原題:Van Halen II)』のオープニングを飾る同曲は、スローダウンしてよりヘヴィさを増し、破壊的なパワーコードとデイヴィッド・リー・ロスのシャウトにマッチさせている。エディはギターソロで本領を発揮。アームを駆使したスクリーミングに続きパーカッシヴ・ハーモニクスの速弾き、さらに激しいオクターヴ・タップからギターネックを駆け上がる。いかにもヴァン・ヘイレンらしいサウンドに仕上がっているのは、エディがかつて認めているように「オリジナル曲を聴いたことがなかった」からにほかならない。(R.B.)

Translated by Smokva Tokyo

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