オジー・オズボーン、再び感染症診断によりヨーロッパツアー延期

ブドウ球菌感染症の次は、上気道感染と診断されてしまったオジー・オズボーン(Photo by Francesco Castaldo/Archivio Francesco Castaldo/Mondadori Portfolio via Getty Images)

オジー・オズボーンが上気道感染に羅患し、延期した欧州ツアーを更に秋に延期すると発表した。

オジー・オズボーンは、病気のために「ノー・モア・ツアー2」のヨーロッパとイギリスツアーを延期する。少し前にも、ツアーの初日から4日目の日程をインフルエンザで延期していたが、今度は上気道感染と診断されてしまった。彼の主治医の診断によると、この状態のままで移動しながらステージでパフォーマンスを行うと、肺炎を引き起こす可能性があるという。1月30日からスタートする予定だった欧州ツアーはこの秋に再スケジュールする予定で、詳細が決まり次第に発表することになっている。

2018年後半、ブドウ球菌感染症と診断されたオズボーンはUSツアー日程を延期した。この公演日程は今年の夏に再スケジュールされ、この夏のオズボーンはメガデスとアメリカ国内をまわる予定だ。公演延期で療養したオズボーンは無事に回復し、同年の大晦日に開催された単発のオズフェストでパフォーマンスを披露した。しかしその後、再び体調が悪化したのである。

オズボーンが出したコメントは以下の通りだ。「今回のヨーロッパツアーを延期しなきゃいけなくて、俺は完全にへこんでる。去年の10月以来、俺が触れるものは全部ばい菌がついているみたいだ。最初が親指のブドウ球菌感染症で、次がインフルエンザで、今度は気管支炎。何年も前から熱心に応援してくれているファンのみんな、バンドのみんな、クルーたち、(ヨーロッパツアーのオープニングアクトの)ジューダス・プリースト、がっかりさせて本当にすまない。でも、ジューダス・プリーストとのツアーは必ずやると約束する。9月から始める予定で現在スケジュールを組み直しているんだ。本当、みんなに謝るよ。神のご加護を。みんな愛しているぜ、オジー」

今回のチケットで再スケジュールされた公演に入場できる予定なので、オズボーンはヨーロッパ公演のチケットをそのまま保持することを勧めている。その一方で、払い戻し希望者のためにチケット購入先での払い戻しが既に始まった。

次のツアーが始まるのは3月で、オズボーンはオーストラリア、ニュージーランド、日本をまわる。そして5月下旬に北アメリカツアーを再開し、これが7月末まで続く。

2018年にローリングストーン誌が行ったロングインタビューで、ツアー名に反して自分は引退はしないとオズボーンは明言している。今後も気が向いたら短期ツアーや単発ライブを行う計画だ、と。そして彼は「これ以外に上手くできることがない。文字通り、これ以外のことはできないからな」と語っていた。

Translated by Miki Nakayama

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