10-FEETが選んだ2018年の年間ベスト

10-FEET

様々なアーティストに「2018年の年間ベスト」を答えてもらうRolling Stone Japanの特別企画。ここでは2019年3月開催の「ツタロックフェス2019」の出演者達にフォーカスを当て、10-FEETのTAKUMA(Vo, Gt)、NAOKI(Ba, Vo)、KOUICHI(Dr, Cho)によるセレクトをコメント付きで紹介。

※「BEST OF 2018」記事一覧はこちら

◎ベスト・アルバム(TAKUMA)

●My Hair is Bad『hadaka e.p.』

ロックの次の世界を見せてくれるような作品。My Hair is Badの今までとこれから、そして音楽性の振り幅、縦軸と横軸を5曲に凝縮した様な内容になってるなと思いました。ロックを知らないお茶の間の人達に届ける工夫をするのではなくて、お茶の間どころかみんなを変えてしまうような力と可能性が彼らにはあると思う。彼らが世界を変えていくストーリーの続きの2019年を楽しみにしてます。



●Age Factory『GOLD』

Age Factoryのこの作品は邦楽とか洋楽とかという概念を超えているような気がします。ジミヘンが喚き散らしながら木刀持って振り回してるような勢いがあるのにすっごい“聴ける”。前衛的であり、かつクラシックでありビンテージ。ロックの根源にある“叫び”のようなものを終始感じさせながらもリスナーの素人、玄人といった“コアさ”みたいなものを問わず衝撃を与えれるアルバム。だからといって楽曲に説明や補足や橋渡しみたいな要素があるわけではなくAge Factoryの遠慮や加減の無い“全開さ”がはち切れんばかりに詰まっていて痛快極まりない。



●HEY-SMITH『Life In The Sun』

ヘイスミのロックスタイルで過去を超える新しい作品をつくっていくのは、僕個人的にはすごく難易度が高いと思ってます。今回の作品で特に感動したのは彼らの精神や音楽愛が作品に全面的に出ていて、それでもって名盤を作り上げた点だ。このキャリアになってくると“ヘイスミっぽいモノを作ろうよ”などと言った原点回帰の“再現”みたいなことをして、皆の期待に応えるだけで衝撃が残らず少しずつ衰退していくようなことがあってもおかしくない。大抵のバンドはそこで「ならば」と音楽性を変えたり新天地を求めて変化球を投げてきたりするところをヘイスミはその直球にさらに磨きをかけて、そこに溢れんばかりの“今の衝動”を表面張力する程に限界まで注いで、直球派の誰も真似出来ないような火の玉ストレートを作り上げた。楽曲制作の裏側にロジカルな要素を感じさせないギアに入ってるように感じます。万年ゾーンにいられるバンドなんだなぁと思った。



◎ベスト・アルバム(NAOKI)


●ROTTENGRAFFTY『PLAY』

様々な感情が詰まったアルバムでつい口ずさんでしまうメロディの癖の強さがいい。初武道館ライブは2018年に観たライブの中で最も素晴らしかったと思います。



◎ベスト・アルバム(KOUICHI)


●VA『Head in the Clouds』

あまり普段聴くようなジャンルじゃなかったけどラジオでJojiの「Head in the Clouds」を聴いていいなと思い、すぐ調べて即購入。

 


◎ベスト・ソング(TAKUMA)

●Rei「Silver Shoes」

初めて聴いた時びっくりした。日本英国ロック宇宙の旅って感じ。何聴いてきたんだろう。日本人っぽくないアプローチで日本のロックを感じさせてくれる不思議な曲。かといって複雑でひねくれたりしてないストレートさが胸を打ちました。めっちゃええ曲。



◎ベスト・ソング(NAOKI)

●dustbox「Summer Again」

dustboxの会場限定シングルに収録されてる曲なんですが、京都大作戦と10-FEETを思った曲だと言ってくれて心の底からうれしかった。

◎ベスト・ソング(KOUICHI)

●TWICE「BDZ」

子どものダンス曲がこれだったので家で何回も聴いてるうちに頭から離れなくなった。そっから他の曲も聴いて子どもと一緒に聴きまくってる。




◎ベスト・アーティスト(TAKUMA)

●四星球、花団、THE冠、ヤバイTシャツ屋さん

ライブで笑わせた上に音楽でノリノリにしてくれるバンドはノーベル賞で良いと思う。ほんまに最高。

◎ベスト・アーティスト(NAOKI)

●ブッシュマン

京都の先輩のバンドなんですが10-FEET結成当時ブッシュマンが我々を引っ張り上げてくれたから今の俺らがある。そんなバンドと2018年に京都で対バンできたことが強く印象に残る出来事でした。

◎ベスト・アーティスト(KOUICHI)

●ブルーノ・マーズ

歌って踊れる。そして何より曲がいい。俺もこうなりたい。







XFLAG presents ツタロックフェス 2019 supported by T ポイント
●10-FEETは31日(日)に出演

日程:2019年3月30日(土)・31日(日)
会場:幕張メッセ国際展示場9・10・11
時間:30日 開場10:30 / 開演12:00 / 終演21:30
31日 開場9:30 / 開演11:00 / 終演20:30 ※変更可能性あり



XFLAG presents ツタロックフェス 2019 supported by T ポイント

【イープラス先着先行】
〈2次〉2019年1月15日(火)12:00 – 2019年1月21日(月) 23:59
 専用URL:http://eplus.jp/tsutarockfes/ 
※申込枚数制限:お1人様4枚まで
※ご利用には「e+(イープラス)」の会員登録が必要となります(入会金・年会費は必要ありません)

主催:CCCミュージックラボ(株)/ライブマスターズ(株)
企画:CCCミュージックラボ(株)
制作:ライブマスターズ(株)
運営:(株)ディスクガレージ
特別協賛:(株)ミクシィ XFLAG /(株)T ポイント・ジャパン
協力:(株)TSUTAYA / カルチュア・エンタテインメント(株) / Rolling Stone Japan

ツタロックフェス 2019 オフィシャル HP
http://tsutaya.jp/tsutarockfes2019/

Spotify公式URL
http://spoti.fi/tsutarock

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