ジョンベネちゃん殺害事件、元容疑者とされる男が「事故死」と告白

1996年、クリスマス当日に両親の自宅で死んでいるのを発見されたジョンベネ・ラムジーちゃん。(Photo by Ray Ng/The LIFE Images Collection/Getty Images)



1996年当時、オリヴァは性犯罪者リストに登録されており、登録先の住所はラムジー家からそれほど遠くなかった。またジョンベネ殺害後に行われた通夜の会に出席していたとも報道されている。だがヴァイル氏から度々通報を受けていたにもかかわらず、ボールダー警察がオリヴァを容疑者として挙げたのは2000年になってから。このとき彼は別の容疑で逮捕され、警察が取り調べたところ、所持品からジョンベネの写真と、「ジョンベネ讃歌」と題した自筆の詩、それにスタンガンが発見された。元殺人課の掲示で、ボールダー検察局に雇われていたルー・スミット氏を始めとする捜査官らは、事件当夜、ジョンベネちゃんを襲うのにスタンガンが使われたものと推論した。

新たなDNA検査方法により、彼のDNAが殺害現場で見つかった証拠と一致しなかったため、ボールダー警察の捜査官はオリヴァを被疑者から除外した。だが警察署はその後、殺人現場の管理に不手際があったことを認めた。2002年、スミット氏は(すでに他界)TV番組『48時間』に出演し、現在もオリヴァ氏が容疑者だと考えていると語った。ヴァイル氏も同様に、「事件の殺人現場や証拠が損なわれていた」ことが広く知られたため、ボールダー警察は「DNAの一致にこだわっていた」と、デイリーメール紙とのインタビューで語った。オリヴァの涙ながらの電話が気になっていたヴァイル氏は、自白を引き出すために何年もオリヴァと連絡を取り続けたと言う。

「かれこれ何十年も連絡を取ってきました。彼が刑務所にいるときもです」とヴァイル氏。「でも彼はただ、彼女を殺したとしか言いませんでした。彼は、罪を認めなければ地獄に堕ちるだろうと信じていました。彼からの手紙はボールダー警察に送りました。この手紙をきっかけに、ゲイリーがもっと確かな証拠を提供し、もし第三者がジョンベネ殺害に関わっているなら、その人物の名前を明らかにほしいと願っています……いま、警察は自白の文書を手に入れたわけですから、ジョンベネ殺害容疑で彼を追及するべきです」

オリヴァはボールダー警察に児童ポルノ所持罪で逮捕され、2016年以来コロラド州で服役中。デイリーメール紙によれば、オリヴァはすでにジョンベネ殺害の罪を認めたらしい。

「大勢の子どもたちに対する無数の暴行罪や性的虐待と同様、ジョンベネ殺人でも俺は罪を認めた」。オリヴァはヴァイル氏宛ての最近の手紙の中で、このように書いたとデイリーメール紙は報じている。「裁判所と様々な合意書を交わし、何ページもの書類にサインした」

記録にはこのような書類の存在は示されていないが、逮捕時の供述書を読むと、一部伏字がしてあるものの、オリヴァの長年にわたるジョンベネへの執着がはっきり見て取れる。デイリーメール紙が入手した供述書によれば、捜査官はオリヴァの携帯電話に「およそ335枚の写真が発見された」とのことだ。

デイリーメール紙の報道を受ける形で、1月10日木曜日、ボールダー警察署はマスコミとWebサイトに声明を発表した。

「ボールダー警察署もゲイリー・オリヴァ氏に注視し、過去の自供も含め、彼が本件に何らかの関連があったものとして捜査しております。当局では定期的に捜査報告を受けています。これまで寄せられた多数の情報提供や推論と同様、捜査報告も逐一検証しております。現時点では本件捜査に関する進展はなく、当局からはこれ以上特にお伝えすることはございません」

Translated by Akiko Kato

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