デヴィッド・ボウイ、未発表音源9曲を収めた最新ボックスセットがリリース

アコースティックギターでライブ演奏をするデヴィッド・ボウイ、1983年(Photo by LGI Stock/Corbis/VCG via Getty Images)

デヴィッド・ボウイの「スペイス・オディティ」時代の貴重なデモ音源を含む未発表9作品を7インチシングルにした最新ボックスセット『Spying Through a Keyhole(原題)』のリリースが決定した。

デヴィッド・ボウイの過去の未発表デモ音源9作品を収めた7インチシングル・ボックスセット、題して『Spying Through a Keyhole(原題)』が、この春Parlophone Recordsよりリリースされることが決定した。もともとセルフタイトル・アルバムとしてリリースされ、のちに代表作にちなんで『スペイス・オディティ』のタイトルで再リリースされた1969年のアルバム誕生50周年を記念したもの。

新たにリリースされる9つのデモ音源は『スペイス・オディティ』時代に収録されたもの。昨年12月一時的にストリーミングで配信されたが、レコード盤としてリリースされるのは今回が初めて。

『Spying Through a Keyhole』のソングリストには、「イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・モーニング」「ロンドン・バイ・タ・タ」といった楽曲の初期の録音や、「Mother Grey」「Love All Around」などのお宝デモも収録されている(ちなみにボックスセットのタイトルは「Love All Around」の歌詞の一節「ポップソングが別の部屋から鍵穴を通って忍び込んでくるのが見えた」に由来している)。さらに、「スペイス・オディティ」のファーストテイクと思われる音源のほか、デビュー当時ボウイとタッグを組んだジョン・ハッチンソンとの共作による初期レコーディングも収録されている。

ボウイのwebサイトに掲載されたプレスリリースによると、初期のデモ音源のクオリティはスタジオ録音のレベルには達していないと言う。「いくつか楽曲に関しては最大音量で演奏したいというデヴィッドの要望があったため、またレコーディング機材が限られ、テープが劣化していたためである。それでも、これらの作品が持つ歴史的価値と、ボウイ本人がリリース用にGoサインを出したアーカイブ楽曲から抜粋した作品だという事実は、こうした欠点を補って余りある」。

『Spying Through a Keyhole』は、ボウイの死後のリリース作品の最新作。昨年ParlophoneはBBCスタジオとグラストンベリー・フェスティバルとタッグを組んで、彼がヘッドライナーを務めた伝説的なライブ『グラストンベリー2000』をリリースした。さらにボックスセット『ラヴィング・ジ・エイリアン [1983-1988]』、それ以前には3つの時代に分けたコンピレーションアルバム『ファイヴ・イヤーズ [1969-1973]』『フー・キャン・アイ・ビー・ナウ [1974-1976]』『ア・ニュー・キャリア・イン・ア・ニュー・タウン [1977-1882]』をリリースしている。

『Spying Through a Keyhole』ソングリスト
1.    Mother Grey(デモ)
2.    イン・ザ・ヒート・オブ・ザ・モーニング(デモ)
3.    Goodbye 3d(Threepenny)Joe(デモ)
4.    Love All Around(デモ)
5.    ロンドン・バイ・タ・タ(デモ)
6.    Angel, Angel, Grubby Face(デモ・バージョン1)
7.    Angel, Angel, Grubby Face(デモ・バージョン2)
8.    スペイス・オディティ(デモからの抜粋)
9.    スペイス・オディティ(デモ――ジョン・ハッチンソンとの共作による、別バージョンの歌詞)

Translated by Akiko Kato

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