Base Ball Bear、最新EP「ポラリス」より「Flame」のショートMVを公開

最新EP「ポラリス」のリリースを1月30日に控えるBase Ball Bear(Photo by PRESS)

新レーベル「DGP RECORDS」を設立し、3人体制での新章へ突入したBase Ball Bearが、最新作となるEP「ポラリス」よりリード曲「Flame」のショートバージョンのMVを公開した。

MVは、フロントマンの小出祐介自身も絶賛した2018年公開の映画『赤色彗星俱楽部』の武井佑吏監督による作品。バンドサイドからのラブコールによって実現したコラボとなり、楽曲の世界観と込められたメッセージを見事に可視化した映像となっている。



武井佑吏監督からのコメント

片田舎のその高校では自転車+イヤホンというスタイルで通学することが禁止されていました。危ないからです。それでも家を出て校門をくぐる直前まで、白昼堂々の数多ボーイズ&ガールズはイヤホンを手放せませんでした。ビビッドなタワレコの袋に入れて、気になるあの子と貸し借りした『完全版「バンドBについて」』。今でもぼくはあのカラッと晴れた田んぼ道を駆け抜けながら夏待中です。

『Flame』という曲は、ポジティブもネガティブも、生活の瞬間瞬間を愛しむ歌だと思っています。例えば、付き合っていた彼女がタヌキ顔の店員を気に入っていたとして、わざわざ家から少し距離のあるコンビニに向かって夜道をトコトコ行きます。アイスを買って店を出ると二人してケラケラ笑います。タヌキに会ったから。何が起こってあんなに愉しかったのか、笑ったのか今となっては全く検討が付かないとしても、その瞬間には、人生における幸福の液体(溶け出したスーパーカップのバニラ味)みたいなものが勿体ないくらいダラダラと流れていて、溢れ出た刹那を、脳を引っ掻いてでも焼き付けておかなければいけないことが、世の中には度々あります。走馬灯というとなんだか大げさですが、日々順番に更新されていく記憶を掬いとるような、かき集めるような映像を目指しました。決して劇的ではないですが、暮らしの中できっと誰もが背負っていく場面の連続を想像して頂けるとうれしいです。

また、今回のMV公開に合わせ、1月9日より各種ストリーミングサービスで「Flame」の先行配信を開始。その他の収録楽曲についてはDISC1のみの配信となり、1月30日より順次配信開始される。



<リリース情報>

Base Ball Bear EP「ポラリス」

Base Ball Bear
EP「ポラリス」
発売日:2019年1月30日 (水)
品番:VICL-65121〜2(2CD)※5,000セット限定生産
価格:¥3,500+税
発売元:DGP RECORDS / VICTOR ENTERTAINMENT

収録曲:
■DISC1「ポラリス EP」
1.試される
2.Flame
3.ポラリス
4.PARK

■DISC2「日比谷ノンフィクションVII」
1. The Cut -feat. RHYMESTER-
2. LOVE MATHEMATICS
3. 君はノンフィクション
4. SHINE
5. Tabibito In The Dark
6. yoakemae
7. ドラマチック
8. 祭りのあと
9. 17才(17th Ver.) - Bonus Track

Rolling Stone Japan 編集部

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