トランプ大統領、35のツイートで振り返る2018年

2018年もトランプ大統領は数々の過激発言をつぶやき続けた(Photo by Sarah Rice/Getty Images)


【2月】

魔女狩り!(2018年2月27日、午後9時49分)

2月のツイートはかなり減速したようだ。

【3月】

我々の「非常にバカな」取引協定と方針のせいで、合衆国には年間8千億ドルの貿易赤字が出ている。我々の仕事と富が他の国々に与えられ、何年も前から我々は付け込まれている。彼らは我が国のリーダーのバカさ加減を笑っている。もうたくさんだ!(2018年3月4日、午前2時43分)

政治家としてのトランプの一番恐ろしい性質が、彼は人前で口走った軽率な考えを実行してしまう点だ。合衆国が他の国々に搾取されていると何年も文句を言い続けた挙げ句に、2018年のアメリカは世界規模の貿易戦争へ突入した。その第一弾が3月1日に行われ、鉄鋼とアルミニウムへの高い関税賦課を発表して政府顧問に盾を突いた。これによって影響を受けた輸出国は報復関税を課すこととなり、これが多くのアメリカ企業にとっての死活問題となり、現在も関税率が維持されているため、多くの企業が苦しんでいる。

新たなファイクニュースは、ホワイトハウス内がカオスになっている、だ。間違いだ!常に、人は来て、人は去る。私は最終決定を下す前に強力な対話をしたい。変えたい人間はまだ何人かいる(常に完璧を目指すから)。カオスは皆無で、最高のエネルギーがあるだけだ!(2018年3月6日、午後9時55分)

政府機関の一時的閉鎖に伴い、2018年の年の瀬は法務長官代理、首席補佐官代理、国防長官代理と共に過ごさざるを得ない。これを懸念している人たちがいるが、心配無用だ。トランプの関税計画発表後に経済顧問ゲイリー・コーンがホワイトハウスを去ったときに投稿された上のツイートで言っているように、大統領は今、完璧を目指しているのだから。

クレージーなジョー・バイデンがタフな男を演じている。実際、彼は弱い。精神的にも肉体的にも。そのくせ私を脅そうとする。今回が2度目で、身体的暴力付きだ。彼は私を知らないが、あっという間に破滅して、ずっと泣き続ける。ジョーよ、人を脅すものじゃない!(2018年5月22日、午後7時19分)

2020年の大統領選にバイデンが出馬することになったら、このツイートはどこかに隠さないとマズいだろう。

【4月】
スコット・プルーイットの警備費用がなぜか前任者よりも多かったのに、EPA(経済連帯協定)での大胆な行動のせいで彼は殺害の脅迫を受けている。アメリカの予算を大幅に節約しながら清潔な空気と水を確保。賃貸料も相場価格で、旅費も問題なし。スコットはいい仕事をしている!(2018年4月8日、午前9時3分)

トランプ政権の最初の環境保護庁長官スコット・プルーイットは、アメリカ史上最も腐敗した官僚かもしれない。環境に対する敬意などほぼ皆無なうえに(事実、プルーイットは2月に気候変動は人類にとって良いことかもしれないと発言している)、贅沢な装飾品を政府資金で購入し、嘘の会合をでっち上げて報告し、彼の倫理観を疑問視するスタッフや彼の立場を脅かすとみなしたスタッフを解雇した。トランプは最後の最後までプルーイットの味方だった。7月5日に辞任。

習近平国家主席と私は、貿易摩擦がどのような結果を招いても、これからも常に友人だ。中国は貿易障害を取り除くだろう。それが正しいことなのだから。関税は互恵的になるだろうし、知的所有権の協定も結ばれるだろう。両国にとって素晴らしい未来だ!(2018年4月8日、午後9時12分)

トランプ大統領と中国の貿易戦争で一番懸念される点が、戦争の途中でトランプが相手国と作り上げる友好ストーリーだ。

(元ツイート)面白いことに、共和党が勝利した罪で民主党が訴えた。だから共和党は民主党に反撃して、サーバーと電子メールを含む連中の宝箱をひっくり返すよう指示する!(2018年4月22日)
(リツイート)私がジェフ・セッションズを「近視のマグー」、ロブ・ローゼンスタインを「ミスター・ピーパーズ」のようだと言ったと、ワシントン・ポスト紙が報じた。これは「大統領と話をした人から聞いた」らしい。そんな人間はいないし、そんなキャラクターは知らない。また、悪意に満ちたムカつくフェイクニュースだ!」(2018年4月22日、午前5時13分)

最悪のフェイクニュースだろう、たぶん。

MAGA!(※Make America Great Againの略語)
(2018年4月26日、午前6時18分)

トランプはカニエ・ウェストのツイートの上に「MAGA!」とリツイートしたが、その後削除された。これは2018年を象徴する略語かもしれない。

それから半年後、ウェストは大統領執務室を訪れ、「Make America Great Again」のロゴ付きキャップをかぶるとスーパーマンになった気分になる理由を説明し、ウェストがiPlane 1と命名した水素を燃料とする大統領専用機のデザインを見せた。

Translated by Miki Nakayama

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