デイヴ・グロールが仲間たちと披露したプログレッシヴ・ロック大作を見る

フー・ファイターズのデイヴ・グロールはクリスマスジャムでプログレッシヴ・ロックの楽曲を披露した(Photo by Joby Sessions/Rhythm Magazine via Getty Images)

ロックバンド、フー・ファイターズのデイヴ・グロールと友人たちがウォーレン・ヘインズの2018 クリスマス・ジャムで23分にわたるプログレッシヴ・ロックの大作を披露した。

デイヴ・グロールがワンマン インストゥルメンタルプロジェクト「Play(プレイ)」をオールスターバンドとともにライブで初披露した。ライブには、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ、ジェーンズ・アディクション、さらにはプロデューサーのグレッグ・カースティンなどの面々がバンドとして集結した。

フー・ファイターズのフロントマンは2018年の夏、自ら手がけるプログレッシブ・ロック大作をドキュメンタリーという形で初めて公開した。ドキュメンタリーには、23分のインストゥルメンタル作品を作曲しながら7種類の楽器(ギター、ドラム、エレクトロニックピアノのフェンダー・ローズ、シンセサイザー、ビブラフォン、タンバリン、ティンパニ)を演奏する、グロールの姿が映っていた。

米現地時間12月8日土曜日、グロールは米ノースカロライナ州アッシュビルで開催されたウォーレン・ヘインズの2018 クリスマス・ジャムで初めて「Play」を披露した。

ステージではさすがにグロールひとりで7種類の楽器を演奏するというわけにはいかないので、ともにデビューを飾ろうと、グロールは友人たちに声をかけた。ライブイベントの前日、グロールはTwitterに写真を投稿し、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのギタリストのアラン・ヨハネス、ジェーンズ・アディクションのベーシストのクリス・チェイニー、フー・ファイターズのコラボレーターであるドリュー・ヘスター、ギタリストのジェイソン・フォークナー、大物プロデューサーのグレッグ・カースティン、さらには音楽レコーディングスタジオ「ランドリー・ルーム・スタジオ」のオーナーを務めるプロデューサー兼エンジニアのバレット・ジョーンズがライブに参加することを発表した。

2部構成のドキュメンタリーでグロールはプロジェクトのインスピレーション源について語った。「若者から年寄りまで、どんなミュージシャンにとっても楽器いっぱいの美しい音楽スタジオっていうのは遊び場のようなもの」とグロールは言った。「俺の場合は、キャンディーストアにいる子どもみたいな感じかな。ミュージシャンの多くは、常に次のチャレンジを追い求めていて、決して満足することはない。それに、自分が演奏している楽器を完全にマスターできるなんて一生思わない。いつもパズルのような、挑戦なんだ。すばらしい難問だよ。でも、一度コツをつかむと、あとはその難問を解決したいって衝動に取り憑かれていくんだ」







Translated by Shoko Natori

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