THE ORAL CIGARETTES、アリーナツアー初日のライブレポが到着

THE ORAL CIGARETTESのアリーナツアー「Kisses and Kills Tour 2018-2019 Arena series ~Directly in a wide places~」初日の模様(Photo by 鈴木公平)

THE ORAL CIGARETTESが、9月から開催している全国ツアーのアリーナ編「Kisses and Kills Tour 2018-2019 Arena series ~Directly in a wide places~」を12月8日に日本ガイシホールからスタートさせた。全国15公演のライブハウス編を終え、名古屋を皮切りに神戸、福岡、横浜をまわるアリーナ編はバンド最大規模のチャレンジとなる。その初日、即日ソールドアウトを記録した名古屋・日本ガイシホール公演の公式ライブレポをお届けする。

この日は6月13日にリリースした最新アルバム『Kisses and Kills』の楽曲を中心に、TVアニメ『revisions リヴィジョンズ』のオープニングテーマとして起用されることが発表されたばかりの新曲「ワガママで誤魔化さないで」も初披露。熱狂に包まれた最高のスタートダッシュとなった。

「名古屋、楽しんでいこうぜ!」。山中拓也(Vo/Gt)の興奮気味な叫び声が広い会場に響き渡り、アリーナ会場ならではのダイナミックな演出や、『Kisses and Kills』の世界観とリンクするセットや映像を織り交ぜながらライブは進んだ。美しいレーザーがお客さんの頭上を激しく飛び交ったダンサブルな「容姿端麗な嘘」、中西雅哉(Dr)が叩き出す軽快なビートと鈴木重伸(Gt)が奏でる伸びやかなギターリフが疾走感を加速させた「もういいかい?」、ステージに立つボーカル山中の目線を体感できるようなカメラワークが会場の一体感を生んだ「トナリアウ」、あきらかにあきら(Ba)が繰り出す躍動感のあるグルーヴが唸りをあげた「Ladies and Gentlemen」。フロントの3人はステージから伸びる花道を目まぐるしく移動しながら、“人間らしい感情を大切にしたい”という願いを込めたアルバム『Kisses and Kills』で表現した、二面性のある楽曲たちが聴き手の心を熱く揺さぶった。

メンバー紹介では、三重県出身の中西が「やっぱり三重県民としてはガイシホールでのワンマンは一生に一度の大切な1日です」と、同じ東海地方の名古屋で初のアリーナ公演を開催できたことへの意気込みを語ると、山中も「我々(名古屋で)初めてのライブハウスはUPSETでした。当時、まだキャパ250人のところで、“いつかガイシでやる”って言ってました。仲間たちが這い上がっていくなかで地べたを這いずり回って、そこからクアトロ、ダイアモンドホール、ゼップでやれたときもうれしかったけど、今日はそれ以上にうれしいです!」と喜びを伝え、「名古屋ドームまでついてきてな?」と言うと、会場からは一段と大きな歓声が湧き起こった。そして、「僕らだけの曲じゃなくて、みんなの曲です」と紹介した、バンドにとって大切な曲「ReI」をライブだけの特別なかたちで届け、新曲「ワガママで誤魔化さないで」を山中がタンバリンを叩きながら歌うと、初披露にも関わらず会場は息の合ったハンドクラップで満たされた。ライブアンセムを連発する恒例の「キラーチューン祭り」では、真骨頂となるダークで攻撃的なロックナンバー「BLACK MEMORY」などを披露すると、会場の熱狂は天井知らずに高まっていった。

アンコールでは、『Kisses and Kills』で伝えたかったこと、問いかけたかったことを、山中が誠実な言葉で語りかけると、圧倒的な余韻を残してライブは幕を閉じた。この後、アリーナツアーは神戸、福岡をまわり、3月17日に横浜アリーナでファイナルを迎える。新しい経験をするごとに、その経験を血肉に変えて成長してたきTHE ORAL CIGARETTES。このツアーを終える頃、彼らはさらに強靭なバンドへと成長を遂げているだろう。

Rolling Stone Japan 編集部

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