クイーンがBBCで演奏した超高速版「ウィー・ウィル・ロック・ユー」

1976年の日本ツアー時のクイーン(Photo by Koh Hasebe/Shinko Music/Getty Images)

1977年にBBCで演奏した高速版「ウィー・ウィル・ロック・ユー」。この曲のアップテンポ版が聞かれるのはクイーンのBBCセッションを集めた『Queen on Air』だけだ。

クイーンが“高速版”「ウィー・ウィル・ロック・ユー/We Will Rock You」を公開した。これは伝説のDJジョン・ピールの番組で1977年にクイーンが演奏したもので、彼らのBBCセッションを集めたアルバム『Queen on Air(原題)』に収録されている。2枚組CDのこのコンピレーションには、クイーンがBBCセッションで演奏した楽曲が24曲収録されており、2016年11月4日に発売されている。

バンドがBBCでアップテンポ版の「ウィー・ウィル・ロック・ユー」を演奏したのは、同曲が収録されたアルバム『世界に捧ぐ/News of the World』のイギリスでの発売当日だった。このあと、この高速版がクイーンのライブの目玉の1曲となったとは言え、アルバム『Queen on Air(原題)』収録のこの音源はスタジオで演奏した唯一のアップテンポ版である。

彼らがこの曲をプレイしたあと、当時の放送でDJのピールは「『ウィー・ウィル・ロック・ユー』……何か深淵な意味でもあるのか、新たなティーンネイジャーのアンセムか?」と言っている。「彼らのライブは一度も見たことがないが、見てみたいと認めるしかない。クレージーなバンドだよ、実際に。彼らは俺好みのバンドだね。だって、俺は制御不能な部分を持ったロックが好きだからね」と。

このアルバムで、クイーンはBBCで行ったインタビューの抜粋も公開した。1978年のブライアン・メイとジョン・トブラーのインタビュー、1980年にロジャー・テイラーとトミー・ヴァンスのインタビューが、CD6枚組の『Queen on Air(原題)』デラックス版に収録されている。

このデラックス版では、クイーンのメンバーが行ったインタビューやラジオ出演時の模様をCD3枚に収録している。このインタビューは合計220分間の長さだ。そして、もう1枚のCDには1973年のロンドン公演、1981年のブラジル公演、1986年のドイツ公演の放送音源が収録されている。

さらに、クイーンの公文書保管人グレッグ・ブルックスが厳選したレア写真とスリーヴノート、メンバーとBBCプロデューサーのジェフ・グリフィン、バーニー・アンドリュースが語る思い出、放送当時に活躍していたラジオ1の伝説のDJジョン・ピールとボブ・ハリスのコメントなどをまとめたブクレットも、デラックス版に付いている。





Translated by Miki Nakayama

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