民主党の救世主となるか?オバマとベト・オルークが会談、期待高まる米大統領選

会談をしたバラク・オバマ(右)とベト・オルーク(左)(Photo By Bill Clark/CQ Roll Call / Shutterstock)


「2004年のオバマを含め、ベトほど選挙戦で熱狂を巻き起こした上院議員候補は見たことがない」とファイファーは書いている。「レブロン(ジェームズ)がベトの名前を書いた帽子をかぶったり、ビヨンセがベトの帽子をかぶった姿でInstagramに投稿したことよりもすごいのは、テキサス州とは直接関係のない全国各地の人々が自宅の庭にベトを応援する看板を掲げ、車にステッカーを貼って彼を支援したのだ。全国各地の何十万人もの国民が彼に少額献金を行ったのは、国民がベトに共感し、彼が政治活動委員会(PAC)を通じた資金集めに頼らないと宣言したためだ。このような熱狂はリアルで重要なこと。仮にベトが翌週にアイオワシティを訪れたとしたら、オバマが初めてアイオワを遊説した時以来、他のどの候補者よりも多い3倍の群衆を集めただろう」

ファイファーはまた、2018年中間選挙の有権者全体の5分の1を占めた投票初経験者についても言及している。オルークの獲得票の14ポイントは初めて投票を行った有権者からのもので、さらに彼の集めた無党派層からの票は、ヒラリー・クリントンのかつての得票数よりも12ポイント多かったという。(ファイファーは、オルークのテキサス州郊外における得票数が、オバマが2012年の大統領選で獲得した数よりも低かったことについては触れていない)

ファイファーによるオルークに対する期待を込めた主張に続き、オバマの他の元側近からの声も聞こえてきている。「ベトには、かつてのオバマ大統領のように、人々に米国の理想像の存在を信じさせる特別な才能がある」と、ニューハンプシャー州でオバマの選挙キャンペーンに携わったローレン・パーディは、NBCニュースに語っている。

オバマの元側近の中には、冷ややかな見方をする者もいる。シカゴ市長のラーム・エマニュエルは「仮にベト・オルークが大統領選へ出馬したいのであれば、自らが皆を納得させて立候補すべきだ」とMSNBCの番組『Morning Joe』で述べた。「しかし彼は選挙に破れた。敗者を党のトップへ推すことは通常しないだろう」

エマニュエルの主張はその通りなのかもしれない。しかしオバマは、選挙の敗者か勝者かにかかわらず、2020年の大統領選へ向けてのアドバイスを求める全ての人々との対話を続けている。CNNのレベッカ・バックが2018年12月5日に伝えたところによると、オバマは前日に、オルーク同様カリスマ的存在の南部の民主党員アンドリュー・ギラムと会ったという。ギラムは民主党支持者の心を掴んだものの、選挙結果では期待に添えなかった。(ワシントン・ポスト紙の報道によると前大統領は、エリザベス・ウォーレン上院議員、バーニー・サンダース上院議員、さらにニューオーリンズの前市長ミッチ・ランドリューらとも会っているという。)

Translated by Smokva Tokyo

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