リュック・ベッソン、違法な性行為により新たに5人の女性が告訴

違法な性行為で訴えられたリュック・ベッソン(Photo by Shutterstock)

『ニキータ』、『レオン』『フィフス・エレメント』などを手がけた、リュック・ベッソン監督は、9人の女性からセクシャル・ハラスメントと婦女暴行で告訴された。

『レオン』、『フィフス・エレメント』、『ニキータ』などのヒット作品でお馴染みのフランス人映画監督リュック・ベッソンが、ついに9人の女性から違法な性行為で告訴された。これまで4人の女性が不正行為で訴えていたが、そこに5人が新たに加わったと、ハリウッド・リポーター誌が報じた。告訴内容は不適切な振る舞いから婦女暴行までさまざまだ。

フランスの事件と政治のオピニオン誌メディアパルトが報じたところによると、今回新たに申し立てを行った女性の一人は、かつてベッソンのアシスタントとして働いていたときに性関係を持つように脅迫されたと主張している。この女性は匿名だ。彼女はベッソンと性関係を3度持ち、同僚にもその事実を教えていた。当時この話を聞いていた同僚たちは、彼女の話が真実だとメディアパルト誌に証言している。彼女は、ホテルの便箋にベッソンが書いたという「風呂に入るように」というメモも提供し、彼が彼女を「プリンセス」と呼んでいたと主張した。

残りの4人のうちの2人はベッソンの映画スタジオ複合施設シテ・デュ・シネマの学生で、ベッソンが彼女たちにセクシャル・ハラスメントを行ったと言っている。4人目の劇場プロデューサーのカリン・イサムベルトは、1995年にホテルの一室でキャスティング作業を行っている最中に、ベッソンに乱暴に押し倒されたと主張し、5人目はフランスの映画製作会社ヨーロッパ・コープの元従業員で、ベッソンが不適切な振る舞いをしたと申し立てた。

ベッソンの弁護人にコメントを求めたが、すぐに返事は来なかった。

ベッソンが違法の性行為で最初に訴えられたのは今年5月で、女優のサンド・バン・ロイがベッソンにレイプされたと告訴した。ベッソンはこの事実を否定したが、現在もパリ警察はこの告発の捜査を続行中だ。バン・ロイはベッソンの映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』でクリチャーの「ジェシカ・ラビット」役で出演しており、ベッソンが脚本を共同執筆した映画『TAXi ダイヤモンド・ミッション』にも出演している。

この告訴の2〜3ヶ月後に、今度はベッソンと2000年代に仕事をしていた女性キャスティング・ディレクターがベッソンに暴力を振るわれ、従業員の一人にセクシャル・ハラスメントを行ったと申し立てた。



Translated by Miki Nakayama

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