AAAドームツアー完遂 6色の光が織りなすSHOW TIMEの全貌

「AAA DOME TOUR 2018 COLOR A LIFE」のステージに立つAAA(写真は大阪公演のものです/撮影:川田洋司<mosa inc.>、小境勝己、佐藤薫)

AAAのドームツアー『AAA DOME TOUR 2018 COLOR A LIFE』が、11月24日に福岡ヤフオク!ドームでファイナルを迎えた。

このツアーは、AAAにとって約1年半ぶりに発売されたアルバム『COLOR A LIFE』を引っさげて行われたもので、東京・名古屋・大阪・福岡と4大都市を駆け抜けた。今回はそのなかから、9月1日の東京公演の様子をお届けする。

開演の時間をすぎると、フロアが6色に光で鮮やかに彩られた。ライトの絨毯は3階の端の隅々に敷き詰められ、この日を楽しみにしてきた人々の多さを実感させられる。照明が落ちると歓声が一気に響き、魔法の石をテーマとした映像がスタート。画面に映し出されるメンバーの姿に、会場の熱が上がっていった。

「No Way Back」に引き連れられ、ステージの奥から6人が登場。バックスクリーンが切り替わるたびに違う歓声が響いた。<唇で教える正解>で唇に触れながら歌う日高の姿は色っぽく、表現者としてのギアは初っ端からフルスロットルだ。甘い関係を誘ったあとは、そのままお気に入りのキス(「Flavor of kiss」)へとなだれ込む。サンセットを背にしたダンスは息がぴったりでメンバーの歴史を感じると共に、円形のフォーメーションにはどの席からでも楽しめるようにという心遣いを感じずにはいられなかった。「Still Love You」ではアクティヴなサビとしっとりしたメロのメリハリで惹きつけ、「C.O.L」では普段のメンバーのような伸び伸びとして表情を覗かせる。2012年の曲も2018年の曲も不快な違和感を生まずにサラッとステージングしてしまう彼らに、アーティストとしての強さを感じた。

魔法石の映像を挟み披露されたのは、西島・宇野・浦田・日高で紡がれるナンバーの「Gotta Love Me」。導入にはSKY-HIとして培った日高のラップが惜しげもなく組み込まれ会場をもりあげるのに一躍をかった。ピンクを基調とした照明は、曲中に漂う恋の幸福感をより格上げする。「Kiss The Sky」では主題歌を担当した『星屑リベンジャーズ』になぞってか、銀河の映像が流された。指切りのように両手を結び、左右の小指を重ねるサインは<Cherie Cherie>と歌われるたびに会場中で揺れる。その後も「Love Is In The Air」「Beat Together」と爽やかなサウンドが続く。與が「みんなでハートを作ろうぜ」と呼びかけたのは「LOVER」だ。<LOVER LOVER>に合わせ大きなハートがいくつも空中に浮かび、多幸感が会場を包み込む。トロッコに乗り込み観客に近づくだけでなく、低く座りひとりひとりに目を合わせ歌うメンバーの姿には、<この先も君のそばにいさせて>という思いがこめられているようだった。

MCでは、メンバーの仲のよさを感じるトークが展開された。上着を脱いだ與を「筋肉が出したいだけでしょ」と日高がいじったり、西島が“西子キャラ”を演じ会場を沸かせたり。全く個性の違う6つの宝石は、なんでもないような会話をしている場面でさえキラキラと触れるものを魅了する。そんな彼らだからこそ、13周年を迎え東京ドームを埋め尽くしたのだと感じずにはいられなかった。

ムービーを経て、末吉・與のセクシーチューン「First Name」へと繋がれる。約4分のなかには切ない恋の模様が色濃く描かれ、幻想的な映画を観ているよう。リズムを確実にとらえる二人のダンスは息がぴったりで、キレのあるパフォーマンスはダイナミックなだけでなく指先まで表現を落とし込んだ繊細さを持ちあわせていた。ピアノのフレーズが流れ、懐かしさに歓声が響いたのは「Believe own way」だ。2010年に発売された楽曲だが決して色あせることはなく、むしろ積み重ねた月日の分の説得力を増して歌いあげられる。彼らが<自分を信じて生きる>と伝える意味が、間違いなくそこには存在していた。しっとりしたモノクロの世界に西島の美しいロングトーンが響いた「ぼくの憂鬱と不機嫌な彼女」、AAAにとって約3年ぶりのバラードとなった「Tomorrow」と結ばれる。テーマが異なる二つのラブソングは、この曲順にすることにより“最愛の人との別れから、一歩踏み出し進んでいく”という情景を描いて魅せた。

終盤戦を封切ったのは、日高のラップで始まる「MAGIC」。静と動のモーションでセクシーな世界観は、いやらしくないがドキドキしてしまう艶っぽさを放っていた。ダンスホール色に染まる会場に、幾千もの手が仰いだのは「SHOUT&SHAKE」だ。宇野はクラップをフロアに煽り、浦田はコール&レスポンスを誘導する。飛んで跳ねてのダンスパートはメリハリが抜群で、後半戦にも関わらずバテる様子のない6人に圧倒された。「GAME OVER?」では與のサービス腹チラに特大の歓声があがり、「PARTY IT UP」では末吉の「お前ら、聞かせろ!」という掛け声に全力でファンが応える。最高潮の盛り上がりのなか、ラストを飾ったのは『COLOR A LIFE』のリードトラックである「DEJAVU」だ。東京ドームには<deja vu>の声が四方八方からこだまし、数えきれないほどのピースサインが空を舞う。望んだ以上のデジャブを巻き起こし、本編を締めくくった。

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