反逆児ジェイ・ホワイトが東京ドームの先に見る「夢」

ジェイ・ホワイト(Photo by Shuya Nakano)



─記者会見中に「試合に勝って、ファンや団体を“ハッピー”にしてやる」と発言したのが気になりました。勝つためなら反則や裏切りをも辞さないジェイ選手のファイトスタイルと、“ハッピー”というキーワードが、どうにも結びつかなくて。

ジェイ:まぁ、俺がオカダを倒した瞬間の東京ドームは、どう考えてもアンハッピーな空間になるだろうね。そこでハッピーな気持ちになれるのは、俺だけなのかもしれない。事実、ファンを含め他人のハッピーになんてまったく興味はないんだ。今、興味を持っているのはバレットクラブを世界でいちばんのチームにすることであり、俺を世界一のレスラーだと認めさせることだけだから。

─ならば、記者会見での“ハッピー”という発言の真意は?

ジェイ:さっきも言ったけど、俺は着々と事を進めるタイプなんだよ。大きな夢を実現させるために、何が必要なのかを考えて、常に小さな目標を設定し確実にクリアしていくんだ。今年でいえば、ケニー・オメガ、棚橋、オカダを順番に倒したことだって、あらかじめ自分で決めた小さな目標を達成したに過ぎない。東京ドームで、オカダにとどめを刺すこともそう。すべては、俺が世界一のレスラーになるために決めたコースの通過点でしかないんだ。確かに、今の俺を見てハッピーな気持ちになるファンは少ないだろうね。でも、俺が世界一のレスラーになれば、新日本プロレスはさらに儲かるわけだし、ファンだって存在を認め、熱狂しないわけにはいかない。つまり、最終的に誰もがハッピーにならざるを得ないんだよ。

聞けば、レッスルマニアの会場で初めてプロレスを観たときから「世界一」をゴールに定めていたという。その当時はもちろん、ほんの数年前までのジェイ・ホワイトを知る人なら、誰もがそんな彼の夢を「ふさわしくない」と一笑に付すことだろう。では、現在はどうなのか。そして来年の今頃は? 早熟かつ冷静な天才がゴールにたどり着く日は、僕らが思っているより、ずっと早いのかもしれない。


ジェイ・ホワイト
1992年10月生まれ。2013年9月にイギリスでデビュー。2014年12月に行われた新日本プロレス入門テストに合格し、翌年1月に新日本プロレスへ入門。2018年1月には、ケニー・オメガを降し第2代IWGP USヘビー級王者に。外国人選手を中心とする「バレットクラブ」の中心的人物となり、現在はオカダ・カズチカと抗争を繰り広げている。


WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム
60分1本勝負 スペシャルシングルマッチ
オカダ・カズチカ vs ジェイ・ホワイト 他
2019年1月4日(金)東京ドーム
OPEN 15:00 / START 17:00
https://www.wrestlekingdom.jp/

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