SUPER☆GiRLS渡邉幸愛と内村莉彩、変化を続けるグループの実情に迫る

―渡邉さんはスパガの前は別のグループにいわけですし、10年以上アイドルをやってきたわけじゃないですか。ここまでアイドルを続けてきた自負というか、自分の根っこにある「アイドル魂」みたいなものは感じますか?

‎渡邉:私はいつも一番ダメなところから始まるんです。例えば初めて受けたボイスレッスンで上手い順に振り分けられたとき、一番下に入れられて泣きながらレッスンを受けたり。前のグループのときも、自分だけデビュー組に入れなかったこともあるし、悔しいときにこそ自分は頑張れるタイプなんだなと思って。だからこそ今回は、自分にとっていい環境なのかもしれない。逆境をチャンスに変えていく楽しさとか、そういうのにワクワクしちゃう人なので、やってやるぞ!って気持ちでいます。

―渡邉さんから見て、内村さんが最初の頃から変化したなと思う部分は?

‎渡邉:めちゃくちゃあるんですよ。まずは見た目が大人になりました。こんなに大人になると思っていなかったので。

内村:そうだね(笑)。

渡邉:小5のときにオーディションを受けて、オン眉(髪の毛がオン・ザ・眉毛)で、ハーフツインしてね。あんな幼かった子がこんなにもう……見た目はハタチを超えてますよ。あとは中身なんですけど、初めて出会った頃は、あまり心を開いてくれなかった印象が強くて。楽屋でも1人で音楽を聴きながら本を読んでいたり、メンバーで話しててもあまり会話に入って来ない子だったので。でもいつからかな、高校に入ったときくらいから何なら中心にいるんじゃないか?ってくらいにみんなの輪の中にいて。だからと言って高校デビューって感じでもなく(笑)。

内村:あはは(笑)。

‎渡邉:はじけるような子ではないんです。みんなの話をそっと見守り笑うみたいな。ほかのメンバーは、うっちー(内村)が笑ったらうれしいみたいな(笑)。そういうポジションでメンバーを癒してくれる存在。あと、後輩が入ったことで変わったのかなと思っていて。3期のメンバーに先輩では誰が優しいですか?って質問をしたときに、うっちーって答えがめちゃめちゃ多くて。加入当初の大変さがわかっているというのもあって、すごく話しかけてあげたり一緒にお出かけもしてて。私にはなかなかできないので(笑)。

内村:子守りみたい(笑)。

―客観的な意見を聞いてどうですか?

内村:ふふふ(笑)。そうですね。でも自分でもすごく思います。スパガには中1で入ったんですけど、本を読むのもそうだけど、生きるために必死に学んでいた時間だったんです。だから周りを気にかける余裕もなかったですし、楽しむ余裕もなかったし、学ばなきゃいけないことのほうが多すぎて、必死にいろんな本を読み漁っていました。でも高校に入って、一冊の本と出会って、ひとつの言葉にすごく救われて。それから「あ、これでいいんだ」って思えて、そこから心がラクになりました。

―その本は?

内村:ニーチェの超訳集(『超訳 ニーチェの言葉』)です。つらいときとか苦しいときがあったらその本を開いて。つらいときは寝ろってその本に書かれているので、OK!って本を閉じて寝ます(笑)。

‎渡邉:あはは(笑)。

―‎渡邉さんはスパガで活動してて、自分自身の考え方などに影響を及ぼすものって何ですか?

‎渡邉:自分の中ではそういうものは正直なくて。例えば、スタッフさんとかにも自分がどう思うかをまずは伝えることを大事にして、もし伝わらなかったときはメンバーに話を聞いてもらう。そうやっていろんな人と話をしながら自分の中で整理をしていくんです。
だから、メンバーとか友達が自分の活動の一番の支えですね。あと、お休みの日に友達と北海道とか沖縄とかいろんなところに旅行に行くのが好きなので、2日続けて休みになるとすぐどっかに行っちゃうんですけど。そういう息抜きをしています。

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