故スタン・リーの生み出した必読コミック15選

スパイダーマンの生みの親、スタン・リー。2004年6月18日、カリフォルニア州ビバリーヒルズのオフィスにて。(Photo by Vince Bucci/Getty Images)



8:アベンジャーズ 第1号(1963年9月)



有名スーパーヒーローたちの勢揃いする世界ができたら、次はどうするか? アベンジャーズを結成するのだ。「多くのマーベル・ファンたちがヒーローの集合を喜んでくれるなら、スーパーヒーローたちがひとつのチームとして力を合わせてもいいだろう」とリーは、『アベンジャーズ』の大型ペーパーバック・コレクションの出版時に語っている。間もなくリーとカービーは、DCコミックスの『ジャスティス・リーグ』の独自版として、ハルク、ソー、アイアンマン、アントマン、ワスプが力を合わせて悪役と戦うオールスター・ラインナップを揃えた。さらにその他のMCUの有名キャラクターも登場し、何年にも渡り多くの悪役と戦い続けた。しかしリーによれば、ソーの邪悪な兄弟ロキと戦うために集結した最初の5人のキャラクターが登場したストーリーこそが、「地球最強のスーパーヒーローが勢揃いした長編大作」だという。

9:X-メン 第1号(1963年9月)



平凡で間抜けな人間がスーパーヒーローに変身するというアイデアに飽き飽きしていたリーは、先天的に才能を与えられた(あるいは呪われた)キャラクター集団を考え出した。「皆をミュータントにしたらどうだろう?」と彼は言ったという。そこでリーとカービーは、サイクロップス、アイスマン、マーベル・ガール、ビーストといった多彩な名前のキャラクターを作り出した。4人は、スキンヘッドのテレパシー能力者であるプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアが設立した学校で訓練を受けた。スーパーヒーローはその特異性から、のけ者にされ、誤解を受けて社会から避けられるという事実を強調することで、リーは、社会的な偏見に悩まされる様々なグループの効果的なメタファーを作り出した。同作品は長期に渡って話題のタイトルになっただけでなく、ライターとしてのリーによる人間主義的傾向の証ともなった。

10:アベンジャーズ 第4号(1964年3月)



ジョー・サイモンの生み出した赤、白、青のコスチュームを着たスーパーヒーローは、コミックの表紙でヒトラーの顔にパンチを食らわした1940年代以降、愛国心を煽り続けた。リーとキャプテン・アメリカとの関係は、この時期にまでさかのぼる。リーが19歳の頃、初期の作品でテキストの書き込みを手伝っていた。マーベルの前身であるタイムリー・コミックス時代の話だ。マーベルがシルバーエイジのヒーローたちを作り出そうとするとき、ゴールデンエイジや第2次世界大戦時代にさかのぼるのは自然なことに思われた。リーは、大西洋で氷漬けの仮死状態で発見されたスティーヴ・ロジャースが復活し、アベンジャーズの一員となるストーリーを書いた。こうしてスティーヴ・ロジャースは、コミック・ブックから生まれたスーパーヒーローたちの築いたモダンエイジの仲間入りをしたのだ。

Translated by Smokva Tokyo

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