リトル・シムズ、フィルム・ノワールを思わせる「Boss」のMVを公開

英国生まれの女性ラッパー、リトル・シムズ(Photo by Jack Bridgland)

ゴリラズをはじめ、アンダーソン・パック、アブ・ソウル、そしてローリン・ヒルのツアーにも参加するなど、世界規模でますます注目を集めている英国生まれの女性ラッパー、リトル・シムズ。先日、渋谷の新名所「渋谷ストリームホール」で2017年のタイコクラブ出演以来となる来日公演を行ったことも記憶に新しい彼女が、シングル「Boss」のMVを公開した。

楽曲の持つ荒々しくスモーキーなイメージに合致したモノクロの映像は、ヤング・ファーザーズらのMVを手がけるJeremy Ngatho Coleによるものだ。16ミリのデジタルとアナログテープによって構成され、リトル・シムズらしい、彼女の自信や力強さを伝える仕上がりとなっている。また、ビデオはクラシックなフィルム・ノワール(40年代から50年代にかけて製作された犯罪映画)を思い起こさせるコンセプトの下制作されており、リトル・シムズの唯一無二なアーティスト性が体現されている。



僕は「Boss」で、どんな小細工もなく感じた速攻性や衝撃を、シムズと表現したかったんだ。この曲は、まさしくシムズなんだ。だから僕は彼女のパフォーマンスを直接見せたかった。僕はこのビデオにクラシックなフィーリングを持たせたかった。
– Jeremy Ngatho Cole

Rolling Stone Japan 編集部

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