トランプ大統領の支持者から愛されるクマのぬいぐるみ「トランピーベア」とは?

トランピーベアの公式サイトより



誇張がかったトランピーベアのCMは、あえて笑いに走ったのか、それとも大真面目にトランプ陣営にラブコールを送っているのか? あるいはその両方か? その意図は知る由もない。ローリングストーン誌は製造元にメールを送り、売り上げ数を問い合わせたが、いまのところ返信はない。身長22インチ(約56cm)のぬいぐるみは少なくとも1度大統領の選挙演説で目撃されており、購入した人物がいるのは確かだ。

それも驚くことではない。トランプ氏ほど、これだけ熱烈なファン層に恵まれた大統領はこれまでいなかった。その結果トランプ大統領のグッズが次々と現れ、トランピーベアの製造元であるExceptional Products社のような企業も商品化に乗り出した。8月にマイク・ペンス副大統領が政府の宇宙軍構想を発表した際には、トランプ陣営は数時間後にさっそく宇宙軍ロゴのデザイン案を公表した。そのうちひとつはNASAのロゴの色を変えたもの。もうひとつは「火星が待っている」という文言入り。もっとも、宇宙軍構想には火星探索ミッションは含まれていない。トランプ陣営のオンラインショップでは現在、トランプ印のアメフトジャージやコーヒーマグ、犬の散歩用リード、メガホンなどと一緒に、宇宙軍のTシャツが30ドルで販売されている。

トランプ陣営のオンラインショップのトップページを開くと「贈り物をお探しですか?」というメッセージ。まさにトランピーベアも、迫りくるホリデーシーズンを見据えてFOXニュースのCM枠に戻ってきた。だがMAGA(Make America Great Again)支持者にとっては、単なるホリデーシーズンではない。クリスマス商戦の火ぶたが切って落とされ、自らの忠誠心を示さなくてはならない時期なのだ。大統領支持を友人や親せきに示すのに、大統領の赤ら顔が描かれたクリスマスオーナメントほどふさわしいものはない。クリスマスという聖なる日は、大統領の似顔絵にうっとりするにはもってこいだ。ちなみにこのオーナメントは、ローリングストーン誌の政治担当記者ジョン・ヘンドリックソンが、ワシントンDCのユニオン駅で先月見つけてきたものだ。



Translated by Akiko Kato

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