完全1人ツアーに臨むKREVAが語る、揺らぎの最適解「MPC3000」

ー「存在感」から1週間後に、KICK THE CAN CREWのニューシングル「住所 feat. 岡村靖幸」がリリースされましたね。歌詞はKREVA、LITTLE、MCU、岡村靖幸による共作。メロディはKREVAが付け、サウンドプロデュースを蔦谷好位置とKREVAが手がけた強力なラブソングですが、フィーチャリングに岡村靖幸さん、さらにサウンドプロデュースに蔦谷好位置さんというこの面子のコラボはどのようにして生まれたんですか?

岡村さんと俺が最初に知り合ってて、「2人で何かできるといいですね」って話してたんです。けどKICKのミーティングしてるときに、これからいろんな人とコラボしていくのはどうだって話になって、岡村さんとは俺1人とやるよりKICKのほうがいいかもなって思って提案したんですよね。そこに友達の蔦谷好ちゃんが合わさったのはもっと後の話です。元々もっとメロウな淡い曲で進めてたんですよ。だけど岡村さんが歌入れした時に、岡村さんから「アレンジャーさんを入れてもっとポップな感じにするのはどうですか? 蔦谷好位置さんとか」って名前が出てきて、その場で連絡しました。好ちゃんから上がってきたものを俺のイメージも入れてアレンジ組み換えたり、岡村さんが「最後にもう1回ラップほしいですね、こんな感じの」ってボイスメッセージで指示してくれたり、ハッキリ言ってもう誰がプロデュースしてるのかわかんない感じでしたね(笑)。

ーKREVAさん、岡村さん、蔦谷さんというクリエイター大渋滞状態だったと。

うん。だからずーっと黙ってた、MCUとLITTLE!(笑)

ーパフォーマーに徹して(笑)。

歌詞は書いてるから、サウンドに関しては何も言わない。元々そうです。変な聞こえ方したら嫌だけど、KICKに関してはなんの目標もないんです、俺。ビジョンとか全然ないんですよ。みんながいいようにしたいなと思ってるんです。ただ制作部分のイニシアチブはとっていければなと。

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