『ウォーキング・デッド』リック、その後を描く映画が来年から製作

人気ゾンビ・シリーズからリック・グライムズが去ったあと、AMCが複数のオリジナル映画に同キャラクターが登場することを明かした。(Jackson Lee Davis/AMC )

『ウォーキング・デッド』のリック役、アンドリュー・リンカーンが消えた直後に、AMCは今後複数のオリジナル映画でリンカーンが再びリック・グライムズを演じると明かした。

『ウォーキング・デッド』の降板が決まっていたアンデュー・リンカーンの最後の登板となるファン待望のエピソードが終わった直後、AMCは同ドラマシリーズをベースにした複数の映画にリンカーンがリック・グライムズ役で再登場することを発表した。

同シリーズでのリンカーンの最後の場面は、瀕死の重傷を負ったグライムズがヘリコプターに乗せられ、彼の運命も、運ばれる場所も明かされずに終わった。AMCによると、グライムズの新たな冒険が始まる最初の映画は、2019年初頭に製作が始まる可能性が高く、「あの後にリックが連れて行かれた場所や、ゾンビが襲撃する新たな場所で彼が直面するもの探る」作品となるらしい。

『ウォーキング・デッド』の製作総指揮スコット・ギンプルがこの映画の脚本を担当することになっており、AMCとの複数年契約の一環として「現在話し合っている最中のそれ以外のプロジェクトとして今後も映画、スペシャル、シリーズ、デジタル・コンテンツなどにも取り組む予定だ」と言う。

「近い将来たくさんのプロジェクトを行うと思うが、まずは、テレビ史に残る最高の主演俳優の一人であり、私がこれまで会った中で最高の人間の一人である彼をフィーチャーした大作映画を作ることにした」と、ギンプルが声明で述べた。

「この一連の映画は、その規模と内容でもって、ドラマでシリーズ展開してきたストーリーを大きく進化させるものになる。まずはリック・グライムズの話の続きから始まり、そこから予想もしない展開がたくさん待ち受けている予定だ。それこそ、まだ誰も見たことのない『ウォーキング・デッド』の世界、過去の出演者たち、視聴者に気に入られるであろう新キャラクターたちと、新旧入り交じったストーリー展開になるだろう。我々はドラマシリーズとは異なる独自のストーリーで新天地を切り開くことを望んでいて、10年近く我々のイマジネーションを刺激してきたウォーキング・デッドの世界の全てを含んだ作品にしたいと考えている」

シーズン8の中盤の7月に、リンカーンは『ウォーキング・デッド』を去るという噂を認めた。「リック・グライムズを演じるのはこれが最後のシーズンとなるだろう」と、リンカーンはコミコン・インターナショナルで明かしたのである。その時点からシーズン9まで、これまでのキャラクター同様にリック・グライムズも最後に殺されてしまうというのが大方の予想だった。しかし、リンカーンと彼が演じるグライムズは『ウォーキング・デッド』のドラマシリーズを卒業しただけで、『ウォーキング・デッド』そのものから離れるわけではなかったということだ。

Translated by Miki Nakayama

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