King Gnu常田大希が「憧れの気持ち」を抱く14冊

King Gnuの常田大希(「Rolling Stone Japan vol.04」より:Photo by Masato Moriyama)



ーKing Gnuの最新曲「Prayer X」は、テレビアニメ『BANANA FISH』のエンディングテーマとなっています。King Gnuとしてアニメに書き下ろしたのは今回が初めてですが、どういったことを意識しましたか?

常田:『Monster』と『BANANA FISH』は、タッチとか人の描き方がすごく似ている気がしたんですよね。曲を書くときに気をつけたのは、『BANANA FISH』の舞台はニューヨークで、しかも殺し屋の話だけど、あくまで自分たちの歌になり得るような、現代にもリンクするような言葉を選ぶということ。漫画の設定だけにのっとった歌になってしまうと、自分たちにとってリアルじゃないというか、上滑りすると思ったので。それでも、漫画とのハマりがいいという評判をいただいているのでよかったなと思っています。

ーひとつ前に出した「Flash!!!」は、バンドにとっての所信表明的な一曲で、そのあとにどういった曲調の楽曲を出すのか、悩む部分もあったのではと思うのですが、いかがでしょう?

常田:サウンド面に関しては、自分の引き出しはいくらでもあるので、他のバンドよりもいろんなものをチョイスして作れると思っています。アルバムにも同じような曲は一曲もないですし、これまで出した楽曲と似たものは作らない。そういう意味では今まで通りの作り方で、ひとつ前に勢いのある曲を出したから、次は違うものを出したほうが面白いなと思ってチョイスした感じですね。

ーこれからもKing GnuやPERIMETRONとして、音楽を中心としながらも、いろんなカルチャーを網羅するクリエイティブの発信が続きそうですか?

常田:そうですね。日本の気質として、アイドル的な応援のされ方やまつり上げられ方が多いと思うので、他の側面にも目がいってもらえるとうれしいなという気持ちがあります。もっとクリエイティヴな部分も見てほしい。King Gnuは、今日話したように、いろんなものから影響を受けていて、総合的な面白さがあるグループだと思うので、深いところまで掘ってくれる人が増えたらうれしいなと思いますね。ジャン・コクトーとか、絵画だとピカソ、ファッションだとココ・シャネルがパリに集まっていた黄金時代が羨ましいんですよ。その時代の人たちの作品には独特な熱があるような気がする。東京も、いろんなジャンルのやつらが出てきて熱を放出するような都市になったら面白いなあと思いますね。


「Prayer X」
King Gnu
Sony Music Entertainment
発売中

King Gnu
東京藝術大学出身で独自の活動を展開するクリエイター常田大希が2015年にSrv.Vinciという名前で活動を開始。その後、メンバーチェンジを経て、常田大希(Gt, Vo)、勢喜遊(Dr, Sampler)、新井和輝(Ba)、井口理(Vo, Key)の4名体制へ。2017年4月、バンド名をKing Gnuに改名し新たなスタートをきった。アートワークやMUSIC VIDEOは彼らのクルーともいえる、クリエイティブ集団「PERIMETRON」が手がけ、音像と共に唯一無二の世界観を築きあげている。

Edited by Yukako Yajima

・King Gnu出演のScramble Fes 2018の詳細は以下でチェック!

Scramble Fes 2018
2018年11月4日(日)TSUTAYA O-EAST
OPEN:12:30 START:13:30 CLOSE:20:45 ※予定
ADV:¥4,300(TAX IN/without 1DRINK)/ DOOR:TBA

ACT:
カネコアヤノ(バンドセット)
キイチビール&ザ・ホーリーティッツ
King Gnu
東郷清丸
中村佳穂
バレーボウイズ
Homecomings
MONO NO AWARE
Yogee New Waves

チケット各PGにて絶賛発売中!
詳細はこちら
http://tsutaya.jp/scramblefes2018/

タグ:

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE