モリッシー証言集「ザ・スミスを再結成するなら、自分の睾丸を食べるほうがマシさ」

2006年に撮影されたモリッシー(Photo by A.PAES / Shutterstock.com)

1983年のザ・スミス初取材から2010年まで、モリッシーの全キャリアから厳選されたインタビュー29本を掲載した『モリッシー インタヴューズ』が、本日10月31日に刊行された。

『モリッシー インタヴューズ』は、キャリアにおける重要なポイントを年代順に追いかけた発言集。1983年のザ・スミス初インタビュー、『ミート・イズ・マーダー』を語ったモリッシー&ジョニー・マー取材、生い立ちから性生活まで語った85年のパーソナル・インタビュー、『ザ・クイーン・イズ・デッド』リリース時の王室批判、ジョニー・マー脱退直後の87年インタビュー、マイケル・スタイプ(R.E.M.)との意外な関係、元メンバーとの裁判で覚えた怒り、ザ・スミス再結成の可能性など、ファン必読の証言が576ページに渡って掲載されている。

◎同書に掲載されたモリッシー語録

「僕は一切恋愛を体験したことがないんだ」

「中学時代は毎日が、人間によって作られた悪夢だった。想像できる限り、あらゆる面においてね」

「僕の中に、セックスは完全な形では一度も存在したことがない」

「僕たちは目立たない存在には絶対になり得ない。なぜって、僕は歌詞の中で非常に根源的な言語を使っているからね」

「僕は自分の言葉を守るためなら命を差し出すだろう」

「僕には子供を持つことが理解できない。そういう機会が得たとしても、絶対に拒むだろう」

「僕の親友は僕自身だよ。自分を絶対に失望をさせたりしないという自信がある」

「僕はこういう人間だから、絶対に世界最大のアーティストにはならないだろう。まず第一に、僕にはあまりにも知性があり過ぎる」

「僕は、インクではなく血で言葉を綴った人間だと、みんなに思ってもらいたい」

「ザ・スミスを再結成するくらいなら、自分の睾丸を食べるほうがマシさ」

「僕にとって死は必要不可欠だ。死のない人生なんか想像できない」



モリッシー

『モリッシー インタヴューズ』
編:ポール・A.ウッズ
訳:新谷洋子
シンコーミュージック・エンタテイメント
A5サイズ 574ページ 3,000円
https://www.shinko-music.co.jp/item/pid0646754/

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