レニー・クラヴィッツ娘が米ローリングストーン誌の表紙で脱いだ理由

米ローリングストーン11月号の表紙を飾るゾーイ・クラヴィッツ(photograph by Zooey Grossman)

レニー・クラヴィッツの娘であるゾーイ・クラヴィッツが、米ローリングストーン誌最新号の表紙をセミヌードで飾った。30年前、彼女の母であるリサ・ボネットが同誌に登場した時と同じポーズでの出演が実現したのだ。「ずっと表紙をやってみたかったの」と、ゾーイは語った。

1988年5月、ゾーイ・クラヴィッツの母で女優のリサ・ボネットは、ローリングストーン誌のHot特集号の表紙に、シャツ1枚のセミヌード姿で登場した。当時彼女は妊娠二ヶ月、お腹の中にはすでにゾーイを宿していた(「だから正確には、私が表紙を飾るのは今回が2回目ね」とゾーイは冗談めかして言った)。それから30年経った今、クラヴィッツは30年前に母親がとったのと同じポーズで、最新号の表紙を飾った。

「ずっと表紙をやってみたかったの」と本人。「ローリングストーン誌と言って頭に思い浮かぶのは、母の印象的な姿。本当にきれいだわ」

クラヴィッツの表紙には、まだ続きがある。ボネットは娘に対し、本当は雑誌の記事のページで使われていた写真――ポーズは同じだが、シャツ無しの全裸――を表紙にしたかったのだと、つねづね語っていた。「シャツ有りバージョンが表紙に使われたのが、母はちょっと不満だったみたい」とクラヴィッツ。「母としては、『よーしやりるわよ、脱いじゃいましょ!』って感じだったんだと思うわ」 そこでクラヴィッツは、母が望んだ表紙を実現させようと決心。「写真そのものよりも、母の希望を叶えることが一番の目的だったの。それってクールでしょ」

米ローリングストーン誌11月号(店頭販売は11月2日から)には他にも、父レニー・クラヴィッツにオマージュを捧げた写真も掲載されている――ただし、こちらのほうが控え目気味だ。「あの蛇は私のおばあちゃん――父方のおばあちゃんが飼ってる蛇なの」とクラヴィッツ(お父さんのアルバムカバーに映っていたのと同じ蛇? と尋ねたところ、「別物よ。うちの蛇のほうがカワイイわ」とのこと)。「ずっと、両親について語るのを意識して避けてきたわ。私自身のアイデンティティを確立したかったから」と、彼女は言う。「でも、そろそろいいかなって思ったの。今の自分に満足できるようになったのかな。それに、両親にオマージュを捧げるなんて素敵じゃない? だって2人とも大好きだもの! しかも、私の両親なのよ」

Translated by Akiko Kato

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