イーサン・ホークとチャーリー・セクストンが音楽レーベル設立へ

左からイーサン・ホーク、チャーリー・セクストン(Photo by Phillip Faraone/Getty Images for Stella Artois)

映画製作者であり俳優のイーサン・ホークは、ミュージシャンで俳優のチャーリー・セクストン、そしてオースティン・クロニクル紙と音楽フェスティバル「サウス・バイ・サウスウエスト」共同創設者のルイス・ブラックとともに、セックスホークブラック・レコーズを設立した。

米テキサス州オースティンに拠点を置くセックスホークブラックは、ナッシュビルのレーベル、デュアルトーン・レコーズを継承する音楽レーベルになるという。

同レーベルの最初のアーティストとして、創業者たちは俳優でミュージシャンのベン・ディッキーと契約を交わした。ディッキーは、2018年前半に公開されたホークが監督した伝記映画『Blaze(原題)』で、主人公の歌手ブレーズ・フォーリーを演じて批評家たちから絶賛された経歴を持つ。ブラックは同作の製作総指揮を務め、セクストンはテキサスの音楽レジェンドであるタウンズ・ヴァン・ザント役で同作に出演している。

また、セックスホークブラックの社長にはオースティン在住のエリカ・ピンクティップスが就任する。このレーベルの声明によると、「アメリカーナ、カントリー、フォーク、ブルース、ロックを演奏する最高の新進気鋭アーティストの音楽に焦点を当てつつ、コラボレーション企画や新たに発掘された作品やリイシュー作品にもスポットライトを当てる」レーベルということである。

セックスホークブラックからリリースされるディッキーのデビュー作であるフル・スタジオ・アルバム『A Glimmer on the Outskirts(原題)』は、2019年の春にリリース予定。サンダンス映画祭2018で演技賞を受賞したデッキーが演じたブレーズ・フォーリーは、マール・ハガードの「If I Could Only Fly(原題)」を作った悩めるカントリー・ミュージシャンで、39歳のときに悲劇的な死を遂げている。

「映画の撮影を終えた後、僕はベン・ディッキーが彼自身の音楽で前進することが重要だと思った」と、レーベルのパートナーたちはチームの全員が情熱とクリエイティヴなビジョンを共有していると強調しながら、ホークが説明する。「映画がブレーズ・フォーリーの音楽を幅広い人たちに紹介することになったのと同じように、チャリー、ルイス、そして僕の3人はベン・ディッキーの音楽をいろいろな人たちに紹介したいと思っている」と。

Translated by Miki Nakayama

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